明けましてお目出度う御座います。

新年よりついにブログにて更新する事に致しました。拙(つたな)いコラムでお耳(目?)汚しとなりましょうが本年も宜しくお願い致します。今朝元旦の朝は恰も今年を象徴するような薄雲で始まりましたが少しずつ晴れて参りました。本年が我々国民の切望する無事平穏な年であることを祈願したいと思いますが、愚かな政府によって打ち出された増税路線によって貧しい人達のみが虐げられることになり、我が国もこれから少しずつ貧富の差が顕著になると思われ、その点だけ諸外国並みになったことは皮肉と謂うべきでしょうか。(;;)詰まらぬ処だけ真似をするな!



昨年一年はJR西日本の脱線事故に始まりJR東日本の同様の事故で総括された年でありました。その間、良いニュースと謂えば紀宮様のご婚儀くらいのもので、数多い少女の痛ましい殺人事件など子供を持つ世の親達を震撼させる事件ばかりであり、中でも"恥の文化だ!"と諸国から嗤われた耐震強度不足のマンションやホテルの続出には同じ日本人として金儲けにはそこまでせねばならぬかと憤りを抑えることができません。金儲けはある意味で駆け引きですから得をする代わりに損をすることもありますが、これはあくまでプロ同士のことであり、プロがアマを騙すことは断じて赦すことができるものではありません。東京都稲城市にあるグランドステージ稲城にて数千万円のローンを組んで朝な夕な富士山を眺め至福の生活を送られていた人達には悪夢の11月17日であり、役所が無情にも元旦を以って使用禁止命令を出したため、泣く泣く(泣くに泣けぬ!)ローン返済を抱えた儘、今の半分の面積しかない賃貸マンションに年の瀬本年2度目の引越しとなり、稲城市からはうちには責任がないから建替費用の負担はしないと引導を渡された多くの住民は"この世には神も仏も居ないのか!"と嘆いて居られます。

"早く強震が来て壊れたら耐震偽装が暴露せぬ"と宣(のたまわ)ったヒューザーの小嶋社長や鉄筋量を減らして偽装構造指南をした総研内河健所長などは大地震の到来を心待ちする悪魔のような奴等であり鬼畜にも等しく、神を恐れぬ人の倫(みち)に悖(もと)る行為は厳しく罰せられねばなりませんが、建築基準法違反罰金50万円では、裁判官はマンション住民が怖くて夜道を歩けぬこととなるでしょう。

昨年歳末にヒューザーの小嶋社長が検事総長宛"イーホームズは悪い奴やから早く捕まえてくれ"と上申書を提出したそうですからこの社長錯乱したのではないでしょうか。上申書に書くとしたら"総研の内河所長は悪い奴やから…"ではなかったでしょうか。イーホームズは検査が杜撰で出鱈目であり書類にめくら判を押しただけであり、積極的な犯意は認められませんから、自らの罪を何処かへ転嫁しようとする小嶋社長の形(なり)振り構わぬ卑劣な行為には憤りを禁じ得ません。こいつら神をも恐れぬ連中を懲役にするにも国費が勿体ないからアフガンへ連れて行って地雷探しでもさせろ!



昨年末のコラムで我々庶民が年に1%10年間で147兆円も銀行に誤魔化されているのは金融庁が企んだことで金融機関の護送船団方式だと書きましたよね。どうしてそこまで金融庁が銀行に肩入れするのか不思議に思っていましたが、年末にある経済評論家のオピニオンを読んでその中より国と銀行の悪巧みに気付きました。

現在我が国が700兆円もの長期債務を抱えていることは誰もが知るところですが、若し銀行が預金利息を1%値上げすると、銀行は国の長期債務の金利を1%上げないと逆鞘になり損をすることになり、必然的に銀行は国に毎年7兆円上乗せした利息の支払いを請求することになりますよね、それが厭で銀行の利上げを求めないことが分かったのでした。

つまり我々国民の1400兆円の預貯金が無利子同然なのは、国と金融機関が一つ穴の狢(むじな)の共犯者であり、我々が受け取るべき1%の利息は、何のことはない銀行が7兆円、国が7兆円我々国民から搾取していたのでした。(;;)

おまけに国の思惑には利率を上げると勤勉な日本人は貯蓄に精を出して消費が落ち込むだろうから、消費税の税収など国の経済効果に影響が及ぶことにまで配慮したものでありましょう。実(げ)に恐ろしき陰謀でありますが、能天気な国民には誰一人として気付く者が居ないとはいと悲しく情けないことですね。



"世に盗人(ぬすびと)のたねは尽きまじ"とは石川五右衛門の辞世の句だったでしょうか。総研の内河所長とはワルの中身が違いますが、大阪市の老舗の染色業者飯田繊工も内河所長顔負けのワルであり7年間に水道代を8億円も誤魔化していたことが暮れの26日に発覚しました。

使用した水の1/3だけ正規の計量メーターを通し2/3の水はメーターを迂回する下水管を設置してのものでしたから狡猾ですよね。これだけ誤魔化しても分割納付でことが済むそうですから世の中どこか狂っています。江戸時代は10両盗んで首が飛びましたが、平成の世は "誠に申し訳ない当局の指摘を真摯に受け止め指導の下に分納していきたい"( 飯田繊工の談話)で済むそうですから呆れてものが言えません。

謂ってみればこの事件は公金拐帯同然であり、過剰人員やヤミ年金支給などによる赤字で2兆7千億円も借金を抱える瀕死の大阪市は断固このワルを刑事告発して社長や現場担当者を塀の向こう側へ送り、片や民事では社長個人財産まで差し押さえてキセル乗車並みに3倍まで徴収できないものでしょうか。

然しよく考えてみればこの事件には共犯者が居た筈であり、それは迂回する下水管を設置した水道業者です。今となっては刑事告発は時効でしょうが、民事なら間に合いそうですからこの業者からも応分の罰金を負担させるべきです。何故ならこの業者もプロなら自分の行った行為の善悪は充分に承知しているでしょうし、受け取った工事代金も口止め料を入れてまず通常の5倍は堅かったでしょう。それではワルは飯田繊工と水道業者だけでしょうか?もう一人間抜けが居たことがこんなに大きな事件にしてしまったのですが、それは大阪市の水道局の主計だったのです。水の使用量は単位が大きすぎて不正を見つけることは無理でしょうが、毎月1000万円以上も水道料を払っていた会社があるときから休業もしないのに突然300万円に減少したことに役人が疑問を抱かなかったことでした。

市の吏員の仕事は半分遊びであって心が籠らず、考えていることは休日の過ごし方と自らの退職金とヤミ年金のことばかりでは真剣な仕事が勤まる訳がありません。その辺を飯田繊工や水道工事業者に先読みされての詐欺事件だったと思いました。

何所か箍(たが)が外れたような事件で血税を毟り取られた大阪市の市民はさぞ悔しいでしょうね。



誤魔化しとか共犯者とかお正月早々厭な話ばかりになりましたが、最後に明るいニュースをお届けしましょう。大根と謂う野菜はその色白の姿とは裏腹に巷では"大根足"とか"大根役者"と謂われイマイチ善玉になれませんが、昨年8月にアスファルトの歩道を突き破って出てきた相生市の"ど根性大根"がメディアに紹介され知名度は忽ちにして全国区となり大根のイメージを変えるまでになりましたが、この大根はその後心無い人に折られてしまい、相生市では折られた上部の数センチ部分を皿に載せて水耕栽培に努め養生したところ無事生き返り今では新しい葉が6cmにも成長してきたそうです。

ど根性大根観察記録「大ちゃんのここだけのはなし」

お正月にはこの大根の晴れ姿が元日と二日午前11時から午後2時まで市役所の玄関ロビーに飾られ先着200名にど根性大根をデザインしたお煎餅が贈られるそうですよ。同じ披露するなら朝から晩まで見せればよいものを昼間の3時間だけとは如何にもお役所らしいですね。(^^)

歩道のアスファルトの厚みが幾らか薄かったのでしょうが、それにしても竹の子顔負けのもの凄い力ですね。写真では一人前の大根の太さでしたから結局蟻の一穴から10センチにもアスファルトを押し広げたことになります。恐らく念願の地上に葉っぱを覗かせるまで畑の大根の10倍以上の月日とエネルギーを費やしたものでしょうが、葉っぱを覗かせてからのアスファルトを押し広げることも並大抵ではなかったと思います。是非とも何事にも飽きっぽくてチャレンジしてもすぐに挫折してしまう現代の若者達に爪の垢ならぬ大根の鬚(ひげ)を煎じて呑ませてやりたいですね。(^^)

相生市の谷口市長はこの"ど根性大根"を町の財源として利用すべく思案中であり、この大根の経済効果を3億5千万円と踏んでいますが果たして思い通り行くことでしょうか。とらぬ狸の皮算用にならぬよう祈って居ります。

この大根もやがて春には花が咲き種を付けることになると思いますが、市長さんは受験祈願の煎餅を売るだけでなく、そのど根性大根の種をオークションで販売するつもりではないでしょうか。きっと沢山買い手が現れると思いますよ。

上手く行けば日本国中あちこちで歩道にちっちゃい穴を開けて大根の種を蒔く市町村が出てきたりして…(^^)

『大根の 白さ目に染む 寒さかな』 年頭にあたっての愚作でした。



山形県の羽越本線特急脱線転覆事故で行方が分からないとされた母子が29日秋田の交番に名乗りを上げ目撃者の証言と合致したため、捜索関係者もほっとして急遽車両切断作業が始まることとなりました。この母子は羽後本荘駅で下車して居ましたが、乗車中女の子が歌を歌っているのを大勢が聞いて記憶しており、事故後もその印象が乗客の脳裏を離れなかったものと思われます。このお母さんは若し自分達でなかったら…と名乗りを上げるのに勇気が要ったと思いますが、決め手は乗客の証言が"30歳くらいの女性と女児を見た"と云う言葉であったでしょう。このお母さん実は41歳だったそうですから気を良くしての名乗りであり、若しお母さんの年齢が30歳で乗客の証言が"40歳くらいのお母さん"であったなら先ず名乗りは上げられず、1両目の車両の除去には尚数日を要したのではないでしょうか。女性と年齢の関係は複雑ですね、がさつな私のような無神経な者には凡そ理解できないことでありましたが、ひょっとして目撃者はその辺の事情を充分に配慮して10歳ほど逆サバを読んだものでしょうか。(^^)

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目出度くお正月を迎えた三角バッタをご覧ください。沢山生まれ過ぎて秋に庭に放した蟋蟀に毎朝レタスを与えていましたが、何故か何処かから三角バッタが現れて何時もお相伴していました。蟋蟀が死に絶えてもバッタだけ毎朝来ているので可哀相に思い、家に入れてアクリル水槽の蟋蟀の仲間入りをさせたら元気に生きています。まだ食欲旺盛ですから後一月位は元気な姿が見られるかも知れませんね。(^^)