寒波が去り天候は良くありませんが暖かい週末でしたね。雨も何時もなら鬱陶しいものですが、永らく振らずに久しぶりの雨でしたから慈雨と言えるかも知れません。
先週水曜日に仕事で芦屋税務署に行きました。何時もはめだかや田もろこ等が泳いでいる微笑ましい風景が見られるので、税務署の横にある芦屋川の水辺のワンドを見乍ら土の歩道を歩くのを楽しみにしていましたが、ナント!川には上流の何所かで堰き止められた如くに阪神電車から2号線まで水が一滴もなく泥すら見つけられずまるで乾いた砂漠のようでした。恐らく永く雨に恵まれなかったせいでありましょうが、一体あの小魚達はどうしてしまったのでしょうか。(;;)芦屋市も6m道路など区画整理に身を窶(やつ)すばかりでなく河川の生き物のことも少しは真面目に考えて頂きたいですね。魚は税金を払はないからと無関心に放置された結果でしょうが、奥池の水を少し放流すれば自然が甦りトンボのヤゴや小魚達も死なずに済んだでしょうに…(;;)
若し芦屋市に文句を言いに行ったらきっとその文句は県に言ってくれと言われるでしょうね。(;;)県に文句を言ったらきっとうちの物やけど管理は市に任せているから市に言えと逃げられることでしょう。
数年前明石の朝霧海岸で女の子が砂穴に落ちて死亡したとき、国土省と明石市が醜い責任の擦り合いをしたことが思い出されました。誰のものかとか管理がどうとか言う前に省と市の双方が口を揃えて“それは私共の責任です申し訳ありません”と進んで陳謝すべきがスジと謂うものではなかったでしょうか。人の命を奪っておいて“うちは知らん”はないでしょう。役人と謂う奴は先ず保身が優先しますからダメですね。
小魚なら日干しになってもええのか!

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垂水のみずほ銀行場外の売り場にて498回年末ジャンボ宝くじで前後賞併せ3億円が出たそうです。(^^)
大きな張り紙がしてあり、道行く人が今度買おうかなどと言って通り過ぎて行きましたが、確率論からして1度3億円が出た売り場からはもう100年は出ないとしたものですから、こんな張り紙してみずほ銀行もアホですね。書くなら“これまで一度も出ていないからそろそろ出る頃ですヨ”の方が効果が遥かに高いと思いますが、庶民はもっとアホですからこれまで一度も出ていない売り場では買う気がしないのは人情でしょうね。矢張り“3億円が出た!”が正解でしょうか?
大阪市の大平元助役が10日記者会見して重い口を開き、大阪市の一部市議を名指ししての改革への抵抗勢力に対する実態描写は圧巻でしたね。今後どんな風に事件が展開して行くのでしょうか。大平助役(当事)が吏員達の厚遇問題を黙認した上で、片や高額な政務調査費を取りながら情報公開もしない市議が改革の邪魔をしていることを知りこれではいけないと彼等と対決したら、市議達が“わしらは口利きと謂う看板を上げて議員やっとるのが何が悪いか!今度は自分が市長になるつもりやろ!”と開き直って大平当事助役を恫喝したことを暴露してのものでした。太平さんも多寡が市議風情がそこまで言うか!と憤ったことでしょうが、彼女も元極道なら市会議員が背広を着ているだけで極道と何も変わないのを知らなかったのはほんに迂闊でしたね。然し今回の発言で議員と名付けられた人達が村議から国会議員まで悉く口利きと謂う看板を掲げて商売をやってることが鮮明になりました。口利きと謂っても道路が凹んでいるとか街灯が消えている類のことは市の窓口へ電話程度で済むことですから、彼らの謂う口利きとはきっと業者から多額の礼金を目的とした公共事業に関わる特命契約の強要か入札なら応札単価の聞き出しのこと位幾ら鈍い我々でも分かります。それが証拠に彼等は昨秋公表されたマニュフェスト『市は団体、市民、議員からの要請要望など全ての案件を記録にする』に徹底抗戦してこれを潰してしまいました。彼らの市への要請要望が公正なものなら何も反対するものではなく、きっとどの要請要望も疚しいものばかりで、それを記録されては敵わぬものであり、後日自らの手が後ろに回る代物であるからに相違ありません。我々には垂涎の的である程の高額な議員歳費も彼等には煙草銭程度であり、本当の稼業は市民の血税である公共の予算を掠め取る女衒紛いのものであることが判明しました。市議達と吏員達とは予算配分の口利きの代わりに職員の厚遇問題には一切口を噤んで貰うと謂うお互い暗黙の了解の下に粛々と全てのことが市民不在で行われて居たものでありましょう。一番舐められていたのは市民ですが、神武の昔から行われていた癒着でもあり誰もが諦め顔ですが、誰か大平さんを助けて市庁に巣食う魑魅魍魎をやっつけようとする武士(さむらい)は出ないのか!
外食大手すかいらーくは創業者の一人である02年まで会長であった横川竟氏68歳が3月の総会でCEOに復活する人事が固まりました。横川氏は2年間でM&Aによって赤字路線を回復させて後進に道を譲りたいと語っていますから不退転の覚悟で望まれたものと察しました。同氏は4人兄弟の次男で長男亮氏71歳が38年間社長を務めた後02年兄弟4人全員が揃って取締役を退いていましたから4年振りの復権は同族グループ経営に大きな波紋を投げかけています。恐らく創業家には今になっても経営不振を脱せず赤字による2期連続無配の財務諸表から現体制への不満が爆発してのものだったでしょうか、一周りも若い伊東康孝社長56歳を引き摺り下ろしてのカムバックには外食産業全般の低迷もあって今一つ業績が伸びぬことに痺れを切らしたものでしょうが、なにを今更との思いが拭えません。68歳のCEOは経営の若返りを目指す昨今のあり方を覆すものであり、嘗って外車販売のヤナセ創業者の梁瀬次郎氏が80歳近くして社長に復帰して世間をあっと謂わせたことがありましたが、上場企業とは謂え同族会社が身内以外の社長を育てることの難しさを垣間見た思いです。この記事を読んで私が奇異に感じたことは横川竟CEOの学歴が新制中学卒業(長野県諏訪中学校)であることでした。私より2歳年下である彼の卒業した昭和28年当時は未だ卒業生の25%程度が進学せずに就職していましたが、彼もその一人であり或いは家業である食堂の丁稚となり両親兄弟を助けて今日のすかいらーくの基礎を築くに至ったのではなかろうかと推測しました。現在の経営者の社会では生き残って行く必要上株式の公開やM&Aなどの難解な法律知識が要求され、米国CPAやMBAなど学歴と資格が大手を振って歩く時代となっています。その中を中卒の身であり乍ら3800億円の売上と6500人の雇用を維持し且つFCを含め3200もの店舗を管理監督する傍ら、更に今後2年内に在職中の得意技であったM&Aを展開すると激白する横川氏ですが、彼は果たして何処でこれらの多彩な知識を得てこられたのか不思議でなりません。彼の経営学が数十年間の外食産業での社会勉強で得られたものであるなら、我々が高校大学と7年間通ったのは一体何だったのかと振り返ると、何のことはない只無為に毎日を過ごし貴重な青春時代を無駄に浪費していたに過ぎないことに思い至りました。(;;)
本から学ぶことと自らの体験で学ぶことを比較すれば明らかに後者が勝るものであることは自明でありますが、本を読むことも怠り無気力な月給泥棒を生み出すだけの現在の学校教育にも問題があるのかも知れませんね。横川氏の今後の活躍に大いに期待し、是非学歴社会に一石を投じ大きな波紋を起こして頂きたいと願って止みません。
中卒の横川氏に引き替え故斎藤英四郎元経団連会長の長男で最高学府を出て新日鉄の常務まで務めたエリートである筈の齋藤英樹が会長の相続財産を誤魔化して申告せずに10億円も脱税した罪で東京地裁は11日齋藤英樹被告に対し懲役1年8ケ月の実刑と罰金1億6000万円を言い渡しました。
細田啓介裁判長は”脱税額が巨額であり、ちゃんと納税している人達を馬鹿にした行為だ!”と被告をあからさまに非難しましたが、彼が通常は付く筈の執行猶予が付かぬ実刑に処せられた理由は彼が立派な教育を受けた上に1流社会の人物にまでなって他の者の模範たるべきを怠っての非倫理的な行為に裁判長が憤慨してのものであったでしょう。
ものの喩えにしても誰かに叱られそうですが、若しこの被告が中卒であったなら裁判長は果たして実刑まで申し渡したでしょうか?
いろいろと考えさせられる二つの事件でありました。
先週行数の都合で書けませんでしたが、お正月の5日偶然にも同じ日に資本金1000億円東証1部上場三菱マテリアルの元専務と元取締役が病いで亡くなったとの訃報が7日各新聞朝刊に掲載されていました。読んでみるとどちらも告別式は9日であり、式場は目黒と板橋で時間は10時と11時の1時間違いですから会社関係者は両方に出席はまず不可能であり、恐らくお通夜と告別式に分けて行かれたものと思いますが格下の元取締役の方はお通夜が混雑して告別式が閑古鳥で、元専務はお通夜がガラガラだったのではないでしょうか。案外どちらも外(はず)れで現役ではなくOBだったから二人とも会社からの弔電だけだったりして…(;;)
お葬式は現役役員の場合より、近親者の葬儀が弔問客もお香典もずっと多いそうですから、弔問も香典も出世絡み、商売絡みなのでしょう。私も廃業された元お得意先のお葬式に幾度か呼ばれて参りましたが、盛業中は沢山の方が社長社長と揉み手で近寄って居たものが廃業後いざ亡くなると葬儀場では親族以外の一般席は椅子だけが寂しく置いてあり本当に悲しいものでありました。私だって実のところ相続税申告の依頼を期待しての出席だったかも知れず、世の中ってほんに打算と計算だけに思え世知辛いもので厭ですね。(;;)