昼間の暖かい日に限っての朝晩の肌寒さは、身体に堪(こた)える中秋を予感します。
庭の叢のキリギリスも先週木曜日から声が聞こえなくなり、伴侶と巡り会ってのものやら寒さから体力を失って死んでしまったものやら分かりませんが、それでも毎朝刻んだタマネギを放って遣っています。(;;)
11日12日は垂水の秋祭りで漁師の青年団自慢の“だんじり”が年に一度の晴れ姿を現し、孫娘も放課後法被を着て“だんじり”牽きに微力を尽くしたようです。(^^)今年はいつもなら混雑で通れない中央商店街を“だんじり”が時間は掛かりましたが通れましたから、如何に街が寂れたかを象徴するようで寂しい思いに駆られたものでした。(;;)
孫娘の勇ましい晴れ姿をご覧下さい。

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漢字検定試験も愈々後2週間と迫りました。勉強に集中せねばならぬ8-9月が公私共に多忙で碌に勉強もできず、今年の試験での合格はまず無理だと覚悟を決めましたが、毎年低下する視力と、脳味噌の劣化を考えると先になるほど合格の可能性が失われそうで焦ります。(;;)
漢検準1級出題の内容は漢字の“読み”が60問配点1点で漢字の“書き”が70問配点2点の構成であり、都合200点で160点以上が合格となります。受験者は高校の国語教師を目指す国文科の大学生が殆どで、それでも合格率は10%以下であるために老骨に鞭打ってチャレンジするには無謀と言われればそれまでですが、意固地にも私は山が高ければ高い程挑戦する価値があるものだと信じております。然し学んでいて悩むことは熟語の読みを憶えるためにその意味を認識する要がありますが、無学な私は万能と信じていた3000頁もある広辞苑が決して万能ではなく出題が予想される幾らの熟語も掲載されていないことに気付き愕然としました。そのために熟語を丸暗記せねばならず、と謂っても言葉の意味も理解できずに丸暗記では記憶に留めることがとても困難です。又更に常用漢字の表外読みと謂うものまであり、所謂当て字と称されるものが多く、それらは前後の文章から意味を類推して“読み”を推定することになりますが、意外と難しく多くは漱石、鴎外、鏡花などの名作に用いられた“読み”が出題されます。然し今更明治大正の古典を読み直すには時間が無く此れも難題の一つです。(;;)男は度胸の出たとこ勝負となりますが、皆様は次の表外読みが読めますか?漢字そのものは中学生までに憶えるものです。
“削る” “医” “一枚” “以為” ”縦“
答えはブログの最後に書いておきます。(^^)
先月のブログでご紹介した堺市議のタンス預金による4950万円住宅購入の件について、私のブログを見た訳では無いでしょうが、恐らく堺税務署から間接的に市に対して働きかけがあったものでしょうか “一部は父が出した”と倫理委員会に対し前言を翻し遂に贈与税の申告をする羽目になった模様です。こんなのを見逃していると同類項があちこちでワンサカと出てきますから、税務署はきっと一部でなく大部分だ!と日本で税率の一番高い贈与税をガッポリと取りお灸を据えることになるでしょうね(;;)
皆様は我が国で一番高齢化の進んだ業種は何だかご存じですか?
“決まっとるがな、農業やんか” いいえ現在一番高齢化している業種はタクシーの運転手だそうです。先日日経で特輯された“迷走なにわタクシー事情”によれば大阪のタクシー運転手の平均年齢は58歳であり、どうしてなら60歳以上の占める割合が45%にも達した結果が農業の全国平均年齢56.7歳を上回ることになったのです。
此の原因を探れば60歳で会社を放り出され、年金受給まで5年を要する間の生活費のためであり、又65歳を迎えても老年者控除の切り捨てや年金控除のカットなど受給年金の目減りにより家族が生活するには副収入が必要なためタクシー会社の門を叩く人が絶えぬそうです。何も好き好んでタクシーの運転手などしたくないでしょうが、高齢者を受け入れてくれる会社は若手が敬遠するタクシー会社位しか他にありません。現在はタクシー業界も自由化され昔は増資でもしないと認められなかった増車も2002年の道路運送法改正後の規制緩和で可能となり、各社は挙って増車をしましたが、走らぬことには一銭にもなりませんから、どんどん運転手を増やそうとしています。運転手さえ居れば売上折半の条件では充分に償却できますから来る者は拒まずでどんどん採用し、売上の少ない者は食えないために退めざるを得ず、代わりは幾らでもあるのでその新陳代謝の早さは他の業界の比でないと知人のタクシー運転手が言っていましたよ。その理由は雇用条件が厳しく社会保険の類は入れて貰えずペナルティーすらあり、タクシーは夜の商売と謂われていましたが、景気の後退で昔のように夜は殆ど商売にならず、稼ぎ刻(どき)は早朝の時間帯に集中するようになりましたから、朝寝坊は仕事にならず皮肉にも勤務時間だけは同じく老齢化を競っている農家と変わらぬようになったようです。年寄りは早く目覚めると謂いますが、タクシーの運転手とお百姓さんが偶然同じ時間帯で働いているなんて昔と様変わりで不思議ですね。(^^)
今後益々難しくなるそうですから、皆様も若い内に二種免許を取っておかれた方がいいですよ。50数年前なら自動車試験場でシボレーに乗ってコーナーを1周して帰って来るだけで四輪免許が貰えて、翌書き換え時に自動的に大型二種に格上げされていましたよ。昔は良かったなあ(^^)
私など小型二輪免許(本山試験場の350CCのメグロは非力な私にはメチャ重たかった!)しか持っていませんでしたが何時やら小型二輪、小型三輪、小型四輪の統合で普通免許がオマケされましたから、根が真面目なせいで未だに乗用車に乗るのは後ろめたい気持ちが抜けません。(誰も教えてくれなかったから縦列駐車が大の苦手(;;))
県下三木市の市民病院で小児科の医師が居なくなり、日額給15万円で各大学病院に大々的に呼び掛けましたが問い合わせ一つないそうです。原因は少子化を見越し小児科専攻を避けた功利的な医師の先見の明にあるようですが、市民病院は公的機関であり敢えて不採算を承知で小児科を継続したい意思ですから、数少ない患者を相手して1日15万円(月額にして330万円プラス賞与4月分)は経費も掛からず開業医を止めてでも就職したい小児科医も多いと思いますが、どうやら難点は勤務が夜の8時から朝の6時までの深夜勤務であるところにあるようです。深夜勤務とは謂え、ちっぽけな三木市が自治体病院の見栄から設ける小児救急体制ですから、救急患者も少なく最低5時間以上は仮眠できる環境ですからこんな好条件でなり手がないとは医師も馬鹿ですね。小児科医の奥さんにも一人位“あんた5000万円貰えば5年で2億円は充分貯まるわよ、立派な診療所を建てましょうよ”と亭主を折伏する賢(さか)しい女性は居らんのかいな!おまけに公的病院の医師はその病院の近くで開業すると“病院での患者がその儘移行してくるので安心だ”と昔バブル時に購入した物件の処理でお得意先だった高砂市民病院の先生が開業後うちの事務所で語っていましたよ。(^^)
北朝鮮の核実験に対し我が国は制裁措置の一環として恐る恐る半年間の入国入港禁止を発動させましたが、同じ制裁なら半年間でなく横田めぐみさん他拉致被害者の全員帰国を条件として頂きたかったですね。安倍総理殿、拉致問題の解決は此まで貴方が常に声高に主張されていたことであり、これは千載一遇のチャンスではなかったかと思いますが、あれは総理になりたい単なるジェスチャーだったのでしょうか。タカ派のようなことを言っていて実はハト派だったのが見え隠れしていますね。中国の諺“狐仮虎威”(こかこい)とまで謂うと言い過ぎかも知れませんが、安倍総理のタカ派振りは実は小泉さんの物真似だったのではありませんか。
制裁措置の一環として行われる北朝鮮よりの輸入禁止にも異論があります。ほくそ笑んでいるのは中国や韓国であり、北朝鮮産の商品が彼等を経由して高いマージンを掛けられて日本の市場に出てくることは火を見るより明らかです。日本政府は迂回貿易に対する各国の足並みを揃わす努力や根回しもせずに単細胞な輸入禁止は、反って他国(よそ)を喜ばし外貨を減らすことになるを知るべきでしょう。(;;)
常用漢字の表外読みの答え
“削る” “医” “一枚” “以為” ”縦“
“はつる” “くすし” “ひとひら” “おもえらく” “ほしいまま”
驚かれたでしょうね。常用漢字の表外読みって難しいですね。決して馬鹿になりませんよね。
貴方は何問できましたか?3問以上出来た方には無条件で尊敬してしまいます。(^^)
え?“おもえらく”って何のことや? これは言葉の始めに”私が思っているには“と言った場合に代わりに使う簡略化した枕詞ですが流石に終戦後は余り見掛けなくなった言葉ではありますね。
女子プロツアー富士通レディースは韓国の肥っちょが宮里選手を逆転して優勝し、我等がさくら選手は7位タイに終わりました。(;;)