昔6月10日は時の記念日とか謂っていましたが、祭日でもなかったようで今はどうなったのでしょうか。大昔に天智天皇が初めて“漏壺”を用いて時間を知らされたのが6月10日であったとか… {%warai_a%} “漏壺”とは一種の水時計のようなもので普段使わない言葉ですが、漢検の準一級の練習問題に出てきたので私も知った次第です。
早いものでうちの雑草の庭にも紫陽花の季節が到来しました。今日は半年振り(2月は風邪で欠場)での漢検テストの試験日であり懐かしい山手短大を訪れ自身が目標とした合格点180点獲得を目指して渾身の一時間でありましたが、ここ数ヶ月身辺が公私共に矢鱈と騒がしくて殆ど勉強に身が入らなかった報いと生憎の風邪引きによる発熱で準備万端とは行かず合格点すれすれでありましたが、秋への更なる目標を失わずに済んだことを喜ぶべきでしょうか。悲しいことにこの歳になると憶えることより忘れることの方が多く現状を維持することが精一杯の状態が続いていましたから、毎回受験して点数が下がらなかったら喜ばないといけないのかな?などと考えたりして居ます。 {%ureshii%}
先週届いた社会保険庁の基礎算定届出書にいつもと違う書類が入っていて良く理解できなかったので月曜日朝一番に社保事務所へ記載方法を電話したら案の定話中であり夕方まで幾度か掛けましたが何れも話し中で掛かることはありませんでした。日頃から社保事務所の電話が繋がらないことはかなり有名ではありましたが、こうまで繋がらないことは珍しく、年金の照会が如何に多く殺到していることかが察せられました。そこで念のために火曜日の朝8時半に電話してみるとちゃんと繋がるではありませんか。嘗ては夕方5時から朝9時までは無機質な音声案内に切り替えられて“只今は執務を行っておりませんので朝の9時からお掛け直し下さい”と告げられて我々の電話料1回分をムダにしていたものですが、流石に最近は彼等も少しは気が咎めたのか或いは週末の国会での年金騒動の結果月曜日からの電話の洪水が予想されていたものか社保事務所も朝8時半掛かった電話を取るようになったようでした。(^^)私の用件は簡単なもので1分で済みましたが、馬鹿正直に9時から電話を掛けていたら10日経っても繋がらなかったことでしょう。痺れを切らせて直接訪問したら恐らく最低半日は待たされて居たことだと思いました。社保事務所は銀行の窓口と違って番号札の機械が一つしかなく、過去の年金の不払いの質問も算定届けの質問も同様の“待ち”となるために延々と半日待って回答1分ではそこいらの大学病院の診察より酷い話ですよね。 {%gakkari%}
処で不明口座の年金を受給した場合所得税を非課税にしようとする案が浮上しましたね。自民党も参議院選挙を目前に控えて成り振り構わぬ戦法と見ましたが、不明口座の人員も分からぬのに果たして年金を受給する方が幾人居るのでしょうか。そして950億円と試算される不明年金の内幾ら受給されるのでしょうか。たった10億円だったりして…。 {%saiaku%}
それにしても先週東京駅丸の内北口で30分間社保庁村瀬長官が直々年金相談窓口のビラ配りなど見苦しい限りでしたね。時給1000円でピチピチギャルを使えばビラ配りも捌けたでしょうに、何を勘違いしたか数千万円の年俸の長官が配れば30分が幾らに付いたことやら… {%tohoho_a%} 殆どの人が受け取らなかったそうですが、長官はメクラ判でも付く以外に仕事はないのか!
過去数年間に天下りした社保庁長官7人が天下り先から9億円超もの報酬や退職金を掠め取っていたことが新たに暴露され、彼等の在任時が丁度杜撰な処理で年金加入者の不明記録が続出して居た時期でもあり彼等の責任は遁れられそうにありません。安倍総理も国民を納得させて参議院選挙を乗り切るためにも、彼等に天下り先の報酬や退職金以外にも長官時代の報酬や退職金も含めて年5%の金利を加算し請求すべきではないでしょうか。一括支払いが未納扱いにされたと思ったら逆に未納だったのに納付済処理にされていたケースまで発覚したりと、まだまだ泥沼の中に沈んでゆく社会保険庁ですが、安倍内閣も自分の責任でもないのにこの事件のせいで崩壊して行くのでしょうか。小泉さんならどう対処されたでしょうね。
最近TVで見掛けないと思っていたらピアニストの羽田健太郎氏が癌で帰天されたとの訃報が齋らされました。まだ58歳とか人生此からだったのにと惜しまれます。私が彼のことで驚いたのは彼が普通の人より身長の低い方でありましたが、それにもまして腕の短い方であったことでした。ピアノの技術は先ず腕と指の長さが生命だと謂われますがあの短い腕では弾けない曲もかなりあったと思われ、人の何倍もの努力を重ねて今日の地位を獲得されたものであったでしょう。彼と同じく腕が並みの人より短いため既製服が合わないなど数々の悲哀を味わされてきた同病相憐の私のような者にしか分からぬことではなかったでしょうか。 {%shiranai%} 合掌
年収僅か200万円の漁業収入しかない琵琶湖北部のちっぽけな漁業協組の書記が親から貰った財産でもないのに35億円もの遺産を残し、その内33億円を脱税したとして戦後4番目に大きい相続税脱税事件として大阪国税局から大津地検に告発され、その反面調査のためそれでなくても風当たりの強い建設土木業界に大きな波紋が投げ掛けられて居ます。
正しく申告していれば8億円の相続税で済んだところを申告しなかったばかりに重加算税延滞税を併せて20億円(相続税法違反の罰金を加えず)もの追徴金を課されては割が合わぬ話でありますが、その背後には一体何があったのか一税理士として事件を検証して見ました。
先ず被相続人が、土木工事に関わる恐喝事件の当事者として裁かれている中途04年に死亡しており、遺産の殆どが所得税を払っていない疚しい金であったため相続人に相続税の申告を躊躇わせた原因であったものと私は考えました。相続人も相続税の脱税まで意図する処ではなかったでしょうが、申告すると国税局に“この金は何の金や!”と追求されたとき、所得税を納めてない裏金の蓄積であることを白状せねばならなくなることを恐れての巳むを得ぬ緊急避難ではなかったでしょうか。被相続人は兼ねて自己の管轄する漁協周辺での土木工事などに対して、“魚が死ぬ”とか“水質が悪くなる”とかのイチャモンを付けて所謂“近隣対策費”を脅し取って居たものでありましょう。この種のお金は建設事業や土木事業には必要悪として通常不可欠なものであり工事を妨害されずに事業を円滑に進めるため、地元の暴力団や同和関係者に1000万円単位で支払われますが、どっこい、これらは領収書の貰えない性質のお金ですから事業者はこれらの資金を下請業者に工事費として水増しして支払い、下請業者が帳簿を誤魔化して裏金を作り架空の支払いを捻出して収支合わせするため、その不明瞭な資金の行方を巡って常に下請業者と税務当局との確執が絶えない処でありましたが、隠し果せなかった金額については泣く泣く下請けが負担させられ、理由のない税金を追徴されるおぞましい世界なのでありました。
このようにして稼いだ裏金がナント!貯まり溜まって35億円にもなっていたのですから、凄まじいですよね。これらは殆どが自治体の工事でしょうから元はと謂えば国民の血税で賄われていたものに相違なく、最近各所で談合疑惑が暴露され大林組の社長などクビまで飛びましたが、工事の積算費用には同和や暴力団のへの対策費など記入のしようもありませんから、談合は必要悪であり政府も談合を阻止するためにはその渕源の問題を解決することが先決問題であろうと考えます。
今回の事件で告発された相続人達が申告した財産は2億円余に上りますからきっと税理士に依頼されての相続税申告であったと思います。そして申告に際して税理士から万一財産の隠蔽があり、それが発覚すれば本来配偶者の取得する1/2の財産について相続税非課税の恩典が享受できぬことの説明も充分に受けられたことと思いますが、そのリスクを犯してまで財産を隠蔽せねばならなかった背後には、所得税も相続税も同じ税務署ですから申告したくても申告できなかったものと推察しましたが、私は例え資金源が発覚しても正しく相続税申告をされた方が賢明ではなかったかと思慮致しました。どうしてなら時効までの4年分(7年-死亡後3年)の所得税を追徴すれば未納税金債務が増加して相続財産が減少するため相続税を還付せねばならぬ仕儀となり、それでは資産税部門としては甚だ不本意な結果となるために、資産税部門にとっては所得税部門は局内では商売敵であり、何れも税収を競っておりますから何も敵に塩を送る必要などなく、時効所得かどうかはっきりしない所得税の脱税については大目に見てくれたのではないかと思いました。それにしても20億円(プラス裁判所の下す罰金推定で5億円か!)は余りにも高い授業料でしたね。ま、国民の血税がゼネコンから似非漁師を経由して国庫へ戻り、目出度し、目出度し、と考えるべきでしょうね。
今週のサントリーレディースオープンは横峯さくら選手欠場のため故事格言コーナーに変更しましょう。
『“りょうじょう”の君子』
“ ”に「漢字を入れてその意味を答えて下さい。
先週の仮名の問題『えまのょをしうきうた』お分かりになられましたか?正解は『脳を鍛えましょう』でした。できた方もさぞ難しかったろうとお察し致します。 {%ureshii%} 脳トレの答えが『脳を鍛えましょう』とは皮肉な問題でしたよね。 {%ureshii%}