梅雨が去って遂には茹だるような酷暑の到来となりました。(;;)先週の17日に今年初めて聞いた熊蝉の声もあの日だけでそれ以後余り聞くことなかったのに先週後半に入って爆発的な発生となり、昨日など夕刻潅木と間違えて玄関先の縁台で涼を取っている私の腕に止まる始末、色黒もここまでくると本物でしょう。(;;)
庭のビオトープ(先週来全く雨が降らないため幾ら補充しても随分水位が下がっています(;;))の水草アナカリスに花が咲きました。(^^)

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小さい小さい花で傍らの緋メダカがとても大きく見えますね。カメラが安物なのと腕が未熟で焦点が惚けていますが実物はとても可憐な花で春に咲く“一輪草”と良く似て居ますが、違うところは花期が大変短く午前中だけ半日の儚い命です。”花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき“と詠ったのは林芙美子でしたね。花の命が儚く短いのも又情緒があって桜が散りゆくのを愛でる日本人好みと謂えるでしょうか。
花の命と謂えば忠臣蔵淺野内匠頭の辞世の句『風さそう花よりもなお我は又、春の名残を如何にとやせん』は桜を指していますが、兎角日本人(昔の)が命より名誉を重んじる人種であるのは、桜を己が姿に置き換えている処からよく分かりますね。けれどもうそんな日本人も少なく(居なく)なったなあ!
今話題の人大阪府知事橋下徹氏の資産公開が先日行われましたが、花形タレント弁護士年収3億円にしては思ったより資産が少なく、此の資産公開には普通預金が対象外であるため、実際の資産を反映しているとは言えず、手許現金は扨措いても預金類は定期、普通を問わずに家族も含めて全てが公開されないと余り意味もなく、何のための公開やら単に誰も関心を持たないセレモニーと化しているように感じられます。
普通預金よりも私が気に掛かったのが自宅マンションのローンでありました。05年3月に1億1千万円のローンを組んで購入されたとのことですが奥様の持分が40%あり、然も現在は全額完済されてしまっているとか…(^^)それはそれで結構なことなのですが計算上3年間で奥様の借金が4000万円余りも消滅させられている処が、税務当局の関心を惹くことになりはしないかと謂う懸念でありました。7人の子供を育てる奥様に4000万円の借金を返済する収入源があったとは思えませんし、1億1000万円の借金は名義の如何を問わずに当時年収3億円と囃されたタレント兼弁護士の橋下知事が独力で返済されたものと思われますから。奥様名義の借金だけ消滅して持分だけ残ったのでは夫から妻への贈与になります。その辺は弁護士ですからご存じない訳はないと思いますが、我々税理士にすればとても恐ろしくて顧客にお勧めできないシナリオです。大阪国税局も相手が府知事では贈与税の調査はし難いと思いますが、世間の口に戸は立てられず、今回ローンの全額返済や持分40%の事実が世間に知られたことでもあるし、放っても置けず一体からどうされるおつもりでしょうか。(;;)
一般的に言って住宅ローンは夫婦共働きの場合持分を共有にして行われるのが合理的ですよね。処が中途で奥様が子育てから専業主婦になられるケースも結構多く、その場合後のローンは奥様連帯債務分も併せてご主人一人の負担となりますが、余り税務署が追求したとは聞いたことがなく多分奥様の持分への返済元利負担額が贈与税の基礎控除である年110万円を上回ることが殆どないためでありましょう。然し橋下府知事の場合明らかに年110万円は疎か1000万円を遙かに超えている計算ですから少しヤバイとは思いますがね。(;;)縮小予算が難産の末漸く府議会を通過しましたが、知事さんも一難去って又一難ではないでしょうか。
大分県の採用汚職事件は元参事の長女が居たたまれずに辞職第1号を申し出るなど愈その全貌が露わにされようとしていますが、浅はかな親心が子供に与えた心の傷は一生涯癒えないと思われますから、悲しい事件が此からも続きそうです。親の過保護の被害者となって自殺者など出ないことを祈るばかりです。10年保管が義務付けられている過去の採用試験データが意図的に消去されて居ましたが、大分県警の懸命の努力の結果、復元に成功し本来合格者であった方まで判明することになったとか…(^^)不正採用の教員は既にクビを洗って待機していることでしょうでが、親が子に内緒で裏口採用の小細工をしたのであれば本人に不正合格の認識がなく職権での処分は難しく退職勧奨に留まるのではないかと考えますが、この教師にとっては悪夢の数年間であったことでしょう。児童に対して児童達全員が人間不信に陥るような『実は先生は偉い人達に頼んで試験の点数を誤魔化して先生になったことがばれたので今回先生を辞めることになりました』などとヌケヌケと言えるでしょうか。(;;)
これ等は大分県だけの問題ではなく全国的に同様な土壌が存在しているに違いありません。今後文科省は早急に全国津々浦々まで採用試験の見直しを進めるべきですが、各市町村の教育委員会では現在も夜間残業土日出勤で不正採用のデータの消去(大分県警の結果それも叶わず鉄のハンマーでハードの破壊)に逐われていることでしょう。そして文科省はデータの破壊の終了迄時間稼ぎをした上で調査に乗り出す予定でありましょう。(;;)そもそも不正採用の発端は不正でも何でもなく、其の昔我々の幼い頃は低賃金故に食って行けないために学校の先生の成り手が少なく何時も募集人員に欠員が生じていたのが実状でありました。そのために先生になる人はできが悪くて他に就職する処とてなく何の取り柄もない人ばかりであり、世間では“デモシカ先生”と呼ばれ、就職先がないのなら“先生にデモさせようか…(;;)”とか“先生シカ仕方がないなあ…(;;)”などと巷間呟かれて居ましたから、コネなどと仰々しく言わなくても成り手のない社会だったので、頼めばホイホイと採用して頂いた名残が合格率が難関となった今日の採用汚職へと繋がって行ったものと想像しますが、如何して急に“デモシカ先生“が斯くなる豹変を遂げることになったのかその理由はお給料の問題であり、彼の田中角栄が総理大臣に就任したとき『次代の有為な人材を育てる先生が“デモシカ先生“とは以ての外だ!有能な先生を採用するために先生の給与を上げろ!』と角栄節が飛び出し、鶴の一声で世の“デモシカ先生“も便乗することとなり、どの先生も休みばかり多い高給取りとなり現在に至ったのが真相です。(^^)その後は確かに先生の給与が高くなったため能力を備えた優秀な人材が教育界に導入されたとは思いますが、子供が好きだから安月給も厭わずに先生になった人と、沢山給与が貰えてお休みが多いから先生を選んだ人と子供達にとってどちらが良いでしょうか。勿論前者に決まっていますよね。一度文科省は小中学校の先生の給与をばっさりと70%位に下げてみたらどうですか? 本当に子供が好きな先生なら辞めずに残ると思いますよ。お金目当ての者が辞めて行った後再び元の給与水準に戻すことで不純物?が淘汰されて大きな効果があるのではないでしょうか。又不幸にも採用合格点に達していながら不正合格者のために落とされた不運な方が沢山居られるようですが、昨日は最早帰りません。データが復元されても当人は別の世界を歩んで居られる可能性も高く、ムリに引き戻しもできませんから希望者だけ受け入れて、別の世界に行かれた方を含めて全員に不正入学の謝礼金に見合う100万円程度の慰謝料を支払うべきがスジだと考えます。此までの事件は済んだしまったことであり、私は教育監や不正を持ちかけた連中(後者の方が圧倒的に悪い!)を厳罰に処することで幕を引くべきだと思いました。
更には先日なくなったグルメ杵屋の社長椋本之氏が経営破綻した初芝学園の理事長を引き受けるに際して、5年に1回先生の適性を見直し、考査を行って合格に至らなかった者にはうどんや修行(杵屋の場合)をさせると謂うユニークな発想を打ち出され(京都大学の森毅教授は”先生が勤まらん者にうどん屋が勤まる訳ないやろ!“と激白された)ましたが、各市町村も3年か5年に1回程度適正考査を実施して一定得点に達しない先生には生活の問題もありクビは可哀想ですから用務員としてトイレの掃除や校門付近の警備でもさせれば良いと思います。さすればデータの復元不能から不問に付された不正合格者達は余程頑張らないと3年目5年目がクリアできませんから正規合格者の先生共々研修を怠らずに立派な先生へと育って行くのではないでしょうか。校長先生が落ちて用務員になったりして…(;;)
アメリカの大手証券会社メリルリンチが先週発表した処によると、同社のサブプライム関連の損失が97億ドル(1兆円)に達したとデカデカと五段抜きで先週日経夕刊の巻頭を飾りました。また次の日には米金融大手シティーグループの損失が6兆2千億円とか…(;;)米大手8社のサブプラ関連損失は此までに判明しただけで16兆円にのぼるそうですからまるで底なし沼に引きずり込まれたような落ち込み様です。一方朝刊の“春秋”欄では小さく小さく日本の民間金融機関が抱える米住宅公社債は10兆円を超す(実際は15兆円以上ある)と書かれてありましたから、本当なら五段抜きは日本の銀行が保有するサブプライム関連債券の方だったのかも知れませんが、それでは国民誰もがパニックになるのを恐れて他所の方から小出しにしているのかも知れません。悪の元凶と思われる米の政府系住宅金融会社2社による住宅ローン担保債券は実に5.2兆ドル(550兆円)と米住宅ローンの50%近くを占める巨額であり、格付け会社の評価が住宅金融会社が政府系なるが故に未だ“トリプルA”であるところに我が国の金融機関が高利を餌に飛び付いたものかと思われますが、15兆円の債券の中身は何処までが虫食いなのか債券を発行した米住宅金融会社にもまるで分からず、米の住宅相場は今尚下がり続けている処から、本当は欲目に見て30%以下しか値打ちがないかも知れずそうなると日本経済は一体どうなることでしょうか。
カゴメLPGA女子プロゴルフは橫峯さくら選手が全く不調だったせいではないでしょうがTV放映が取り止め(夏の高校野球南大阪大会が延長となった)となりましたが、夏の甲子園とは謂え多寡が地方大会に放逐されるとは女子プロゴルフも嘗められたものですね。(;;)
夏の甲子園と謂えば一昨日の西兵庫大会加古川北高の優勝は素晴らしかったですね。誰もが実績のある洲本の優勝を信じて疑っていませんでしたからサプライズでした。(^^)学校のすぐ傍にあって昔お得意先であったN電気さんを思いだし早速にお電話したら、奥様が幸い憶えて居てくださって話が弾みました。不景気続きの加古川の商店街も北高の優勝で経済効果が数億円以上に上ったらいいですね。(^^)