今年は例年より遅く14日の火曜日に初めて一度だけ早朝熊蝉の声が聞かれ昨日から本格的に鳴き初めました(^^)。地球温暖化だと言ってセミの孵化が早くなる訳でもないようで、蝉の声も少なく今年は素数ゼミの年ではではなさそうです(;;)。
今日は三連休の真ん中となりますが酷暑のせいもあって、街には人通りも少なく1000円組の親子達が群れをなして何処かへ避暑に行ったようですが、高速道路の低料金もあちこちに少なくない副作用を齎しているようで感心しないと思います。せめて割引率は50%位が常識的な限度ではないでしょうか。
何でも青森から鹿児島までの特急料金と高速料金が4万円弱で拮抗しているとか…(;;)これでは、JRの乗客にまで影響して来ますから、その辺の弱小フェリー会社が倒産するのは当然であり時間の問題でしょう。政府は国民の人気取りだからと気息奄々のフェリー達を虐めるなど、一体から何を考えているのか!
水曜日に家の前で秋茜(あきあかね)が数匹飛んでいるのに気付きました。秋茜(あきあかね)の名前の通りこれから秋になるに連れてどんどん増えて来ますが(書物では夏茜と云うのも居るらしい…)、垂水の奥地では溜池や水田が全て名谷団地、白川台団地と宅地開発に食い荒らされて絶滅したので、先日メダカ取りに行った明石川の周辺から飛来してくるのでしょうか、あの小さい身体で10kmの飛翔は大変でしょうね。途中燕などに捕まり赤ちゃんの餌にされる確率は90%を超えることと思われますから、うちの前の数匹は極々幸運な幸せトンボだったことでしょう(^^)。
最近は余り歌われなくなって久しい三木露風の童謡“赤とんぼ”は巷間秋茜のことだと謂われて居ますが、私には少しだけ異論があり、あのトンボは秋茜だけではなくて農薬の関係で現在はこの辺では殆ど見掛けなくなったシオカラトンボやムギワラトンボなどと同じく畑や野原の低い処を活動拠点にしている羽と頭以外は文字通り真っ赤な猩猩(しょうじょう)トンボ(私達は子供の頃このトンボを赤トンボと呼んで居ました)をも総称してのものだったのではなかったかと思います。♪夕焼け小焼けの赤とんぼ♪からは秋茜を想像しますが、♪止まっているよ竿の先♪では明らかに秋茜のイメージはなく低地を飛ぶ猩猩トンボでしょう。このトンボは生まれ育った田圃や湖沼への朝夕の行き帰り以外は秋茜のように四六時中空を飛ぶことはなく殆どの時間、竿の先など突起物の天辺(てっぺん)に止まり蚊を見付けると飛び立っては又元の位置に戻る行動を繰り返す省エネタイプのトンボであり、秋茜は結構高い木の葉っぱなどにぶら下がって睡む習性です。三木露風の“赤とんぼ”は所謂一般的なトンボであり“赤”は単なる修飾語だったかも知れませんね。
【ショウジョウトンボ】
トンボも最近はめっきり数が減ったせいで子供達がトンボ取りなどに興味を示さなくなって居るのは寂しい限りです。銀ヤンマのアベックなど見掛けなくなって幾年になるでしょうか。あのトンボは我々の子供時代貴重な宝物でしたね。未だこの歳になっても銀ヤンマを見掛けると胸がときめき幼き日の郷愁に駆られます(^^)。
『蜻蛉(とんぼ)つりけふ(今日)はどこまでいったやら』はご存じ加賀の千代女の名句(別人の作との説が有力)ですが、今の子供達には“蜻蛉釣り”の言葉の意味すらまるで理解できないことでしょう(;;)。
東京都議会の選挙では大方の予想通り自民党が惨敗して過半数割れが決定し、剣が峰で堪えていた麻生総理も矢折れ力尽きて13日遂に解散総選挙の電撃的決断を下しましたが、麻生降ろしを画策していた連中の造反にあって14日解散8月9日投票のシナリオが崩れ8月30日選挙に決定しました。然し麻生降ろしの声一段と姦しく、自民党一致団結どころか両議員総会を開催して麻生総理を悪役に仕立てて引きずり降ろし、今度の選挙で自分達の立場を有利にしようと目論む身勝手で浅はかな連中まで出て来て、懇談会に摩り替えようとする主流派との間で泥試合の様相を醸して居り、愈々麻生総理も四面楚歌となり命運が尽きようとして居ります。就任以来ずっと続いている総理の求心力の低下には目を覆うばかりですが、彼もこの期に及んで後方から撃たれるようでは情けなく、最早自民党分裂の末期的症状を呈して参りました。
一方では東京都議会選の結果を受けて“国政と地方選は関係ない”と強気な発言に終始する自民党幹部に対し大阪府の橋下知事は“国民の意識を汲み取れない人は政治家を辞めた方が良い”と痛烈に批判しましたが、橋下知事の言う通りであり国民の底辺の声に気付かない政治家は政治家として失格であり、来月の衆議院選挙も又都議会選挙の二の舞となるは必定でありますが、自民党の体質は最早ガン細胞に冒された如くであって簡単に恢復するような代物ではなく、当分は民主党など野党が与党となって国政を掻き回すことになるでしょうが、寄せ集め団体烏合の衆である民主党に何ができるものでなく日本の政治は国民不在の暗黒期を迎えようとして居ますが、此の試練を乗り越えてこそ故伊東正義の唱えた真の自民党が復活することを期待したいと願い、そのためには渡邉喜美元行革大臣に復党して頂いて総理に据え、予て彼の持論である官僚の専横を押さえつけ天下り全廃を完遂して頂きたいと思います。
官僚の傀儡(くぐつ)舛添要一だけはどうあっても嫌やなあ!
今から260年も前である1749年に当時福島県二本松藩10万石の藩主だった丹羽高寛が藩士を戒めるため藩の儒学者岩井田昨非の進言により彫らせた戒石銘碑『爾俸爾禄、民膏民脂、下民易虐、上天難欺』は行政の規範となるべきものとして丁度私が生まれた1935年に我が国の史蹟に指定されましたが、戦後の政治家や官僚は一人としてこの戒石銘碑を知る者は居らず、又居ても意味が分かれば我が身が細る思いをされることでしょう(;;)
この戒石銘碑のお陰で二本松藩士は士風を奮い起こし、幕末攘夷の闘い戊申戦役に於いて二本松少年隊として奮戦力闘して士道に殉じ、又重臣の多くが城を枕に自刃し武士(もののふ)の亀鑑とされたことは余りにも有名です。
賢明な諸兄には蛇足ではありますが、念のため戒石銘の文意を記すと下記の通りです。
『爾(なんじ)の俸、爾の禄は民の膏、民の脂なり 下民は虐げ易きも 上天は欺き難し』 (お前達(武士)の俸給は、民が膏(あぶら)して働いた賜物より得ているのである、お前達(武士)は民に感謝し労らねばならない、此の気持ちを忘れて弱い民達を虐げたりすると、必ずや天罰があろうぞ) 当然と謂えば当然ですが聞けば聞く程良い言葉であり、昔の大名には立派な方も居られたんだ!と感服致しました。是非今の政治家や役人共に聞かせて遣りたい言葉ですね。
次の総理は霞ヶ関の各官庁の玄関にこの戒石銘碑の複製を建て、出勤してくる役人達に毎朝此の碑文を復唱することを義務付けたら如何でしょうか?役人達全員が自分達のしていることに恥じ入って辞めてしまったりして…(;;)
強かな役人がそんなことで辞めるか!私もそう思います。心ある者はとっくに辞めているに違いありません。今残っているのはゴミばかりか!(;;)
女子プロゴルフツアースタンレーレディースは静岡県東名CCで行われ、我等が橫峯さくら選手は初日36位と出遅れたのが祟り今期最悪の25位タイに終わり愈々賞金女王のお尻に火がつきました(;;)