長かったGWも漸く終り、気が付くと何時の間にか春が後ろ姿も見せずに立ち去り、代りに遽しく訪れた夏が我が物顔でのさばって居るではありませんか(;;)、誰を怨んでも詮ないことではありますが、5月初旬に冷房の厄介になるなんて思っても見ませんでしたが此の儘一直線に盛夏を迎えるのかと思うと憂鬱であり生きて行く気力が萎えて参ります(;;)。
連休の間漢字の勉強をする予定だったのが頓挫しました。原因は突然建売住宅でも建てるらしき法面(のりめん)のある隣地に何の前触れもなく掘削工事が起こり、あろうことか隣にあるうちの土地の補強を全く怠った儘地下10mも掘り下げ土を取り去ったため、うちの土地が隣地へ傾く事態が生じその対応に3日の月曜日弁護士の先生立会の下に施工業者側を呼んで“何故事前に周辺住民に対し工事説明会を行わなかったか”などと舌鋒鋭く斬りかかりましたが、先方も近隣対策専門の海千山千百戦錬磨のド狸プロであり、連休だからとラフな格好で名刺も持たずに来た無礼な奴で“言った”言わない”と水掛け論から危うく言い負かされるところを弁護士の先生に助けられ、挙げ句現状恢復をし、更に将来起こりうべき損害に対する補償などを文書で頂戴することになりましたが、これとて先で会社が倒産か偽装解散すれば斬りつける相手が居なくなる理窟であり、頼りになる筈の建設土木事務所に警察の真似をして民事不介入とソッポを向かれたために我々市井人が無事平穏な生活を突然脅かされることになったのは誠に理不尽な出来事でありました(;;)

画像

この掘削地はビニールシートで被われた個所が問題の傾いた私の土地で正面の家は愚娘達が済む家です。先週ご紹介した亀裂は愚娘宅の駐車場の塀であって写真では正面鉄筋仮枠の向う側にあります。此だけ掘り下げる工事を始めながら事前に相談一つないことは常識では先ず考えられないことであり、此こそ役所が造成許可を与える前に“周辺住民の同意書を付けること”を条件にすれば容易に解決したであろうと思われますから、如何に役人が市井の民の公僕である自覚が欠如した愚かな連中揃いなのかよく分かりますよね(;;)。
掘削工事の騒音が耳障りだったのか、夜中中ボコボコと排水の音が気になったのか借家の一軒が出て行かれることになり(;;)一人で仕事をして居られる近所の畳屋さんに畳の入替をお願いしたら連休やからと断られました。昔から職人さんの休みは1日と16日と決まっており何時からか日曜日に代わったようですが、祝祭日も休みになって居たのには愕きました。1000円高速道路で何処かに遊びに行かれたものか、將亦遠方よりお孫さん達が帰省され好好爺を演じられていたのでしょうか(^^)。それとも休日の増加は時代の流れでフローリングなどが増えて畳の注文がめっきり減ったせいかも知れませんね(;;)。
毎朝6時独り事務所での朝食時に愛読している日本経済新聞朝刊連載“私の履歴書”先月の著者は珍しや宝塚出身往年の美人女優№1有馬稲子さんでありました(^^)。此までの誰もが己が過去の良き部分だけをなぞって書かれる“私の履歴書”でありましたが、彼女の場合如何なる心境か人に見られたくない自身の暗い過去を全て曝け出しての自伝でありましたから愕きました(◎.◎)。“『妻とはうまくいっていなくて別居している。きちんとしたら君と結婚したい、春までには…』それが夏になり、秋を迎え、又春になり7年の年月が経つことになってしまった…”と一昨年亡くなられた17歳年上である市川崑監督(紙面では流石に某監督と伏せてあったが関係者には容易に判明する仕組みであり、その後週刊誌で実名が報道されました)との7年間に亘る不倫そしてその間監督が約した妻と離婚しての結婚約束の不履行、ついには妊娠そして堕胎、更には監督の背信等を赤裸々に記された下りは圧巻であり、主役を貰うためには何でもする昨今の尻軽女優ならいざ知らず、50年も前当時映画界を睥睨する天下の大女優も矢張り恋する一人の女であったことを知り、紙面から嗅ぎ取った出来事の生々しさに私は思わず固唾を呑んだのでありました(◎.◎)。
此の慟哭が石原真理子辺りからであれば“私生活の切り売り”との魂胆が空々しく容易に読み取れますが、老人ホームで枯れ木のように独り静かな余生を過ごす78歳の女性の手記とあっては関係先にとって大激震であったでしょう。世間に発表したからとて誰にも明かさず50年間胸に抱き続けた市川崑監督への愛憎の想いと裏切りへの怨念が容易に晴れるものではありませんが、暴露誌などでなく天下の日本経済新聞に1ケ月間存分に思いの丈を書き連ねることで積もる鬱憤の極一部を晴らされたことと思います。恐らく市川監督の遺族から名誉毀損で告訴されることも覚悟の上と見ましたが、私はそれだけに不退転の彼女の覚悟と生き様を強く思い知ったのでした。石川さゆり“天城越え”を思わす女の情念は実に恐ろしいものですね。尚、ネットのフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では現在この事件を重く受け止めて彼女の項目の一部又は全部の削除が進められていますから、ご覧になりたい方はお早めにどうぞ…
ある日の黄昏どきに庭で雑草たちに水を遣っていると、道端から“綺麗やったなあ、”と声が掛かりました。見ると買い物帰りらしい荷物満載見知らぬママチャリの小母さんが殆ど散った牡丹(2番目に咲いた)を指差して目が笑って居られます。“ほんまに綺麗やったなあ、うち、何時も此処通るとき眺めとってん”と屈託なく馴れ馴れしく笑顔で話し掛けられ、“短い命やったけど毎年よくプランターで咲いてくれるなと感心してたんです”と答え乍ら、ハテ?この人は見知らぬ私に話し掛けるのにタメ口に近い言葉を使って居るのに少しも気が付いていないな?と感じたのでした。“率爾ながら…”と言えとまでは言いませんが、見知らぬ人に敬語が使えない原因は、この人の教養のせいなのかとそのときは思いましたが、後でよく考えて見ると或いは私が作業着の老人なのがこの小母さんの目線を低くする原因だったのではなかったでしょうか。此の小母さん少しも悪気なく綺麗なものを綺麗だと誉めて下さっているのに、こちら側が自分の身形も考えず四角四面についネクタイとスーツ姿で、人から先生などと呼ばれている日常の自分をつい引き摺っていることに気付き、飾り気のない誉め言葉に対して、素直に喜べず詰まらぬプライドから心に蟠(わだかま)りを持った私自身をとても恥ずかしく思ったのでした(;;)。
だけど私には他所で見知らぬ人に対し相手が作業着の老人であってもとても“綺麗やったなあ”などとは言えず“とても綺麗な牡丹でしたね”としか言えないでしょうから、一体から此の違いは何処から来たのでしょうね?ママチャリの小母さんの態度は馴れ馴れしい言葉を除いてとても好感が持てて楽しい一瞬でしたから余計考えさせられてしまいました。敬語に拘るのは知らず知らずに相手との距離を置こうとする私の悪い性格の為せる業なのか、將亦貧弱な教養のひけらかしなのでしょうか?もう1週間もすれば自慢のアマリリスが更には芍薬が開花します(^^)。“綺麗やなあ”のママチャリの小母さんの声が聴かれるのを待ちたいと思いますが、果たして私が庭に居るときお目に掛かれるか知らん。“儂も奇麗や思うねん”なんて言葉が口から出るでしょうか、一寸ムリみたいです(;;)。“教養が邪魔をする”とよく言いますが私の場合分不相当に高いプライドが邪魔をしているのではないかと反省して居りますm(_ _)m。
TVを見て居なかったため先週お伝えできませんでしたが中日クラウンズ名古屋GC魔の和合コースで石川遼選手の58ストローク(6打差逆転優勝)には魂消ましたね。パーが70だから72なら60やないかと言わないで下さい。ロングホールはプロにとってバーディーは計算に織り込み済みですからロングが2ホールしかない和合はパーが72のコースより遙かに難易度が高いのです。
彼は此で若干18歳にして日本新記録、世界新記録の双方を樹立しましたが、此の儘順調に成長すれば陰湿な不倫でイメージを落としたウッズ選手より遙かに強い選手になれそうでうね(^^)。国民栄誉賞も射程圏内に入りました(^^)。
メジャー大会であるサロンパスワールドカップは世界の強豪を集めて本日まで茨城GCで行われ米メジャー制覇のモ-ガンプレッセルが優勝しました。我等がさくら選手は体調不良の中を四日間頑張り台湾韓国を押さえての2位フィシッシュは立派でしたよ(^^)。