あっという間にゴールデンウイークも終りを迎えて明日から平常業務に戻ります。休日の午前中は仕事、午後は気合いを入れて漢字の勉強をする予定でしたが、何方もイマイチ捗らず焦燥感に苛まれていました、此れは合格なんて意識するからイライラするので、当落は考えずにマイペースに切り替えることにしました。なーんて言っても見栄っ張りで負けず嫌いの本性が丸出しですよね(;;)。写真の躑躅は紛れもなく5月の花です。温暖化に連れ他の花の開花期が早まっていますが躑躅だけが頑に変わらないのは不思議ですね。

GWが終わって満杯だった高速道路も漸く一服と思ったら、各地からのお土産を満載した宅配便のトラックで路面が悲鳴を上げています。宅配便と言えば最近不在再配達が社会問題になって居り、コンビニや自宅での宅配ボックスの設置などいろいろ議論されて居ますが、適当な落とし所がないみたいで、要は運送料効率化の話だから、再配達を有料化すれば良いと思いますが自己宛に受け取る通販などは兎も角お歳暮やお中元の類いは相手からの一方通行だし結構難しそうです。然し一度持参しても二度持参しても運送料が等しい現在の方式は明らかに経済法則に反して居ます。この方法はフルタイムで在宅する人が不在客の再配達代金を間接的に負担させられて居ますから、宅配の大手日本郵政の親分である総務省は再配達料を法制化すべきではないでしょうか。

何故なら不在の多くにナント!居留守があるそうですよ。最近は核家族の傾向が強くて、住民が孤独化し隣の人にも挨拶しない人が多くなって…、だから知らない人にドアを開けることにもの凄く抵抗がある人がとても多く居留守率はかなり高く高齢者や女性の独り暮らしだと先ず不在連絡票で荷物を確認してから再配達で受け取る人が多いそうです(;;)、仮に居留守率を1%(実際にはもっと多いだろうけど)としても昨年1年間の宅配総量約38億6900万個のうち2割が再配達で、その1%なら年に800万個規模、1日に2万個以上が「居留守案件」となりますから恐ろしいですね。「自分一人くらいなら…」と考えてしまい勝ちですが、積み重なると大きな問題になるから不在でも荷を届けられる宅配用のボックスやロッカーの設置が急務ですがスペースや設置費用の問題があるから容易ではありません。居留守についてヤマト運輸も佐川急便も「居留守なのか、応対できない事情があるのかは判別しようがない」として居ますが、エレベーターのない団地の5階まで荷物を持って上がって居留守を使われのまでは堪らないから各社とも抜本的な居留守対策を考えるべきです。運送各社も居留守料金を加味した料金設定にし私のような何時も事務所に居る客にはポイント制の割り戻しなんかどうなんでしょうか^^。

云々(うんぬん)」を「伝々(でんでん)」と読んで国民を愕かせた安倍総理でしたが、今度は国会審議にて「(そもそも)」の意味を辞書で調べたらを「基本的に」と言う意味があると答弁して再びアッと愕かせました。勿論うちの国語辞典のどれを見ても「基本的」なんて意味は全くありません。麻生財務相の漢字力が未熟なのは定評がありますが総理も負けないですね。こんなことでは外国要人に恥ずかしいから閣僚にするには一度漢字検定2級のテスト合格を必須にしたらどうだろう。全員不合格だったりして…(;;)。

先週の毎日新聞万能川柳から

「安倍さんの後ろで嗤う麻生さん」

「云々」(でんでん)と「未曾有(ミゾウユウ)」がコンビ組み

のむ 

水を飲む 酒を吞む お茶を服む 薬を嚥む たばこを喫む 唾を咽む と「のむ」にもいろいろな漢字を用いられるが各辞書ではどのように扱っているのか検証しました。

三省堂国語辞典 吞む (かたまり)を口に入れて嚙まずにのどを通す

飲む 液体などを口に入れて嚙まずにのどを通す(喫む) 煙草を吸う

新解さん 吞む 飲む 口に入れて嚙まずにのどを通して体内に収める 煙草を飲む 条件を飲む 酒を飲む 声を飲む 煙草の場合は喫むとも書く

明鏡国語辞典 飲む(吞む)液体を口から流し入れる 固形物を嚙まずに体内に送りこむ

新潮国語辞典 飲む(吞む)口から入れてのどを通す、液体特に酒を摂取する煙草をのむ、涙をのむ、声をのむ

岩波国語辞典 のむ 飲む 吞む 吸い込むように嚙まずに口から躰の中に送り込む

「服む」と「嚥む」と「咽む」はどの辞書も触れていない。薬を服用するとか食べ物を嚥下する場合に用いるが、作家がそのときの情景に応じて書き分けているのではないかと思う。

先週の読めそうで読めない字 家の中を候(うかが)う

今週の読めそうで読めない字 花の苗を(芸)える