先週は遂に梅雨入りし先々週とうって変わって雨の多い週でした。雨はそれ程気にならないのですが、隣地の造成工事により雨が降る度にうちの土地の土が工事現場に流され家が傾いて行くように感じられ不安でなりません。施工者の建売業者は箸にも棒にもかからぬ奴で、市は民間同士のことだからそちらで…とつれなく取り合って頂けないため、弁護士を介し行政に対し宅地造成工事申請書の開示申し立てを行い受理されましたが、今度は専門書類を読み解いて頂くプロを捜すことになり憂鬱極まりない心境です(;;)。
先日その嫌な仕事で神戸市役所へ行った帰り三宮からJRに乗ったら、座席がほぼ満杯で立っている乗客が疎らな状態でした。優先座席が一つだけ空いていたのでドッコイショと腰掛けて周囲を見廻したら8人分ある優先座席の内老人は小生を含めて3名で後の5名の内若い女性3名が明らかに狸寝入り?して居り、起きている二人は30代の女性と子供が並んで座っており顔立ちがそっくり明らかに親子であり子供はゲーム機で遊んでいました。次の元町駅で60代と思われる女性が乗ってこられ疲れた表情で優先座席の間の通路に立って居られたので、性格的に黙っていられないお節介な小生は起きている親子に対して“お年寄りが立って居られるのに掛けさせて上げなさい!”と大きく叱声を発すると二人の親子は飛び上がって席を立ち出口付近まで移動してフリーズしてしまいましたが、今度は60代と思われる女性が座らずに立ったままでモジモジして居られ、ひょっとして私が年寄り扱いしたのが悪かったか親子を追い出したのに気が咎められたのかと後悔しましたが、此の儘では今更引っ込みが付かず“どうぞお掛け下さい”と大声で促すと仕方なく窓際に座って俯いて居た堪らない様子でありました(;;)。挙げ句残る一座席には誰も近寄らず周囲の雰囲気悪く、此って本当に人助けだったのか、迷惑行為だったのか垂水までの15分間考えさせられたのでありましたが、この間狸寝入りと思しき3名の女性は微動だに寝姿を崩しませんでしたから、女って図々しきもんじゃなあと感じ入り、私が垂水で下車するとき背後からホッとした雰囲気が漂ってきたことが私を遣る瀬ない気持ちに誘(いざな)ったのでありました(;;)。優先座席なんてのがあるのは日本だけらしく、こんな光景は老人を敬う為来(しきた)りの韓国人達に笑われそうですね(;;)。
家の近所では周辺で遊ぶ子供達には小生は怖いお爺さんと懼れられて居りますが、親が子を怒らなくなった昨今非行に走る子供達が激増し、せめて私は親の代りに子供達の躾をしているつもりですが此も矢張りお節介なんでしょうかね?
本日の漢字検定は前回と同じ学園都市の神戸外大で行われましたが、検定受検者は少なく準一級は一教室100名程度であり矢張り今回も小生が最年長者でありました。先週種々事件があったのと体調不良でテストに集中できず成績は思ったより良くなく前回と変わらぬ得点かと感じました。ま、前より半年歳を取っていることだし合格点はあるようだし良しとしましょうか(^^)。漢検の試験問題については従来まで約1700頁ある漢検辞典を読み熟すことで大体間に合っていたのですが最近は例の事件以来大久保色を払拭するためか漢検辞典にない熟語が少し宛出題されるようになり受験者はより幅多い熟語を学ばねばならぬため、幾らか難易度が増したように感じました(;;)。
テスト中私の左の女性が左利きで答案用紙を斜めにして答を書いて居られるのにとても愕きました(◎.◎)が、何故か外大の机が縦40cm弱と以前の試験会場山手短大に比べてとても短く書くのにとても苦労されていたのがお気の毒でした(;;)。日本人には平仮名漢字共に書きは右利き用にできているようです。私は完全ギッチョですが、書くのと食べるのだけ右手なので幼い頃の母親の厳しい躾のお陰であったことを74歳にして実感して居ります(^^)。
話は変わりますが、漢字検定協会のHPによれば漢検一級の受験者は約千人で合格者は約10%と発表されていますが、協会の調べで実はその内70%はリピーター(再度合格者)であって実質的な合格者はたった3%(全国で約30人)だそうです(;;)。40回合格した強者も居るそうで年3回テストがありますから15年近くも毎回チャレンジして居られる方が居られることはとてつもなく素晴らしいことだと思いました(^^)。小生の準一級受験は確定申告時期を外して毎年2回今度で6回目となりますから未だ未だヒヨッコの分際ですが、準一級も一級程でなくても私のように結構リピーターが居ることでしょう。試験なんてものは一回合格しても続けて学ばなければ直ぐに忘れてしまいますから、“継続は力なり”、3年も試験場に通って居ると自然と漢字が身についてきますから不思議です。因みに二級は推薦入試や就活に使われますからリピーターは皆無に等しいと考えられ数年を経て突然テストをすれば半分もできれば上であり先ず合格点は無理ではないかと思います。勉強は不断の努力が必要であって、テスト前一月間の勉強で合格しても其の儘一月経てば、元の木阿弥に戻って居ることは自明の理でしょう。小中高大と基礎学力の欠落した小生の力では現状維持が精一杯であり、年齢的に一級挑戦は不可能ですが、挑戦の夢だけは忘れずに何時までも持ち続けて居たいと思って居ります(^^)。
先週の日経新聞夕刊の“人間発見は日本鉱業社長に就任された高萩氏でありましたが、朝刊の“私の履歴書”と違って、このシリーズは月曜から金曜までの短編のため本人の談話を記者が聞き取って本人が書いた如くに紙面を登載されていることは、「聞き手は日経新聞編集委員後藤康浩」と末記に書かれてあることでよく分かります。処が文中高萩社長が日本鉱業に入社の際誓約書に拇印を押す下りがありましたが、其処には拇印ではなく母印と書かれてあるため読んでいてどうにも字に違和感があり誤りに気付きました。天下の日経編集委員がこの程度の字を間違うなど訝しく、パソコンの変換ミスかと入力しましたが“母音”はあっても母印には変換されず、編集委員の思い違いかと思ったのですがパソコンで検索すると明鏡国語辞典だけ拇印を新聞用語では母印と代用すると書かれていました(;;)。
“拇”の訓読みは“おやゆび”であり、“訣別”が“決別”のように常用漢字の書換語にも指定されても居ず、今更新聞用語だと言われても困りますが、拇印と書いて横にルビを振れば済むものを如何して“母”などで代用するのか解せぬ思いです。
昨今高校生大学生の学力低下が叫ばれて久しいのですが、こんな字が罷り通るから余計彼等の国語力の低下を招いているのではないでしょうか。今は亡きなコラムニスト山本夏彦氏が書かれていましたが、昔は新聞の漢字全てがルビ付きだったので小学生の頃何時も新聞を読んで居て6000字以上の漢字が書けたそうです。今なら1級クラスとなりますから是非新聞協会はルビ付き漢字を復活して頂きたいですね。
本日の女子プロゴルフニチレイレディースは千葉県で行われ橫峯さくら選手は最終日ショットパット共にイマイチで7位タイに終り韓国ブタに優勝を攫われました(;;)。