昼間は結構暑くても朝夕は何処彼処でエアコン室外機の雑音が少なくなり、その代わり虫の声が一段と喧しく漸く本物の秋が近づいてきたと実感するこの頃です(^^)。夏が極端に暑かっただけ余計夜の涼しさが身に染みて感じられますね。小生真夏の酷暑の中を頑張った反動で此処に来て疲れが出てきて体調悪く毎日しょぼくれて居ます(;;)。
歳と謂えば先日84歳でアマ本因坊戦全国4位に入賞されたとお知らせした平田博則さんが今度は世界選手権日本代表決定戦で大学を卒業したばかりの若者玉城さんを破って日本代表となり来年5月行われる世界大会に只一人出場されることになりました(^^)。十数年前に世界選手権を勝ち取られた実績の持主ではありますが、大正生まれで私より10歳も年長であり、優勝まで二日間連続して心血を注ぐトーナメント戦6局の対局は長丁場であって疲労困憊されたことと思います、私の体力では到底考えられぬことであって将に驚異的と言わねばなりませんが、これぞ右脳の働きの真髄と見ました。願わくば来年5月まで風邪など引かれて体力を消耗されぬよう呉々も健康に留意されたいと願って居ります(^^)。
囲碁と言えば将棋となりますが、先週の日経ビジネス誌で報じられましたからご存じの方も多いと思います。人間の叡智にコンピュータが何処まで迫れるのかを探るため日本情報処理学会から挑戦状を手渡された日本将棋連盟米長邦雄会長が『いい度胸をしている、その不遜な態度が気に入った』と快く受諾し、人工知脳の粋を集めた4台のスーパーコンピュータ“あから2010”を相手に連盟の清水市代プロ女流王将を立ち向かわせることになりました。愈々今月11日午後東京大学本郷キャンパス工学部2号館にて対局が行われます(^^)。
“あから”とは10の224乗と謂う途方もない数を表す仏教用語“阿伽羅”から由来したもので将棋の局面がこの数字に近い処から付けられたとか…。東京大学に設置された合計169台の大規模並列コンピュータの上で“激指”“GPS将棋”“Bonanza”“YSS”と現在世界最強の4ソフトを稼働させ乍らの合議制で4ソフトの最善手を選択して着手を決めると謂う物凄い代物で、対戦相手に選ばれた清水女流王将の戸惑いは隠せません(;;)。彼女は過去女流戦43回とダントツの優勝回数を誇っていますが現在42歳姥桜となり、本年は優勝がありませんから、過去の実力は間違いなく下降期を迎えているに違いなく、又将棋は男子との実力差の最も大きい知的ゲームであって女流棋士が男性棋士に勝つだけで話題になるほどです。
将棋ソフトとの平手での公式対局は3年前渡邉明永世竜王が“Bonanza”と対局し、冷や汗の連続で辛勝しましたが、今回はソフト側が数段に強くなり棋士側は渡辺永世竜王より格段に力の劣る女流王将ですから先ず女流王将は100%勝てないと思います。連盟の米長会長の意向は今回清水女流王将を捨て駒にして“あから2010”の力を探り、次の対戦棋士を模索する積りでしょうが、会長の思いは尽きる処何とか羽生名人まで担ぎ出さずに終熄したい処でしょう。然し時代の流れと共にソフトは此からも強くなるでしょうし、名人は先月40歳を迎え更なる進歩は期待できません。何れ将棋もチェスのように王者の座をソフトに奪われる日が近いように思われてなりませんが、囲碁の場合石を取られても将来の利益に資する形勢判断と謂う、計算では出来ない右脳の感性(大局観)が将棋の場合でも使えるのではないかと思えますから、或いはソフトが圧倒的に強い終盤に突入する少し前の広い局面の段階での形勢判断で棋士側に僅かに勝機があるのではないでしょうか。
乳酸菌飲料ヤクルト400を飲んだら癌が消えてしまったとか…(^^)先日お得意先のF社長から聞いた話です。癌が治る位なら癌になる前から飲んで居ればガンの予防になるのではと早速先週より宅配して貰って飲み始めました。何でも生きて腸内まで到達し、腸内環境を改善するため悪玉菌をやっつけ善玉菌を助ける乳酸菌シロタ株を、1本(80ml)あたり400億個(1個の大きさが知りたい)含んだ乳製品乳酸菌飲料だそうです(^^)。一回一個70円と普通のヤクルトの倍です。ヤクルトの宣伝をする訳ではありませんが皆様も一度如何ですか?
ヤクルトと謂えば先々月日経新聞“私の履歴書”は元ヤクルト監督の広岡達郎氏でありましたが、氏が監督在任中一番愕かれたことは、ヤクルトの後援会の方々から巨人に勝つな!巨人を優勝させろ!なんて檄が飛んできたことだそうです。恐らくヤクルト後援会はヤクルト販売店の店主達を集めて強制的に構成されたものだったからでしょう。関東では巨人がヤクルトに負けるとヤクルトの売上が激減したからではないかと想像しました。味方の筈の後援会が実は巨人の味方だったなんて誰が想像するでしょうか(>_<)。それではヤクルトの後援会でなくて巨人の後援会ですよね。 最近は大分状勢が変わって来ましたが、30年位前は関東での巨人の存在は選手の給与は他球団の倍以上だし世間では人気の三羽鴉に“巨人、大鵬、卵焼き”と言われた位でしたから、関西での阪神タイガースを凌駕するダントツの人気でありPLの桑田投手が早稲田への推薦入学で他球団の目を眩ましておいての巨人入りなど、又、権威を笠に着た権謀術数は、空白の一日をめぐっての江川事件などがそうでしたよね。 早稲田と謂えば秋の六大学野球で昨日ハンカチ王子こと斉藤祐樹投手が今春入学した東大の一年生鈴木翔太投手(名古屋時習館出身)に投げ負けて7回降板し、東大の35連敗がストップしました(^^)。完投した鈴木翔太投手は一躍東大の寵児となりましたね。 齊藤投手もドラフトを控えて、自身の30勝を飾る予定だったことと思いますが人生は兎角上手く行かぬもの、勉強とスポーツの両方で負けては彼も屈辱感に堪えられなかったことでしょう(;;)。 先週の誤字訂正問題の答 遂に堤防が決壊(解)した 今週の問題 登山口から険粗な山道となる