トンボ とんぼ2

猛暑に堪え兼ね秋の訪れを待ち侘びるこの頃だが、今年も「むかしトンボ」がうちの庭を訪れた。麦わらトンボや塩辛トンボの方が絶対数が多い筈だが何故かうちにはずっと此の「むかしトンボ」しか来ないがどうしてなのか不思議でならない。毎年親の遺伝子がこの庭を誘うのかしら?余所ではメッタに見られないトンボだ^^。今年はキリギリスの環境を慮って雑草を繁茂させたせいで「むかしトンボ」は懸命に庭中を探索していたが、目的としたメダカの棲息するビオトープを見付けることができず産卵もできずに遂に諦めて帰って行った(涙)。

跋扈

先日文庫本を読んでいたら写真のページに差し掛かった。そして魑魅魍魎の次の熟語に引っ掛かった。一瞬、ん?間違えてる、でも漢字は合っているし…、と思いながらルビに惑わされて前に進もうとするが何故か頭の何処かで?が引っ付いて離れない、仕方なく手許のメモ帳に「跳梁跋扈」などと書いてみたら同じ字だのに何故か心が晴れない、もう一度本を見たらナント!字が上下反対になって居たんだ、魂消たね(゚Д゚)。最近の本はパソコンソフト使用となり昔と異なり随分誤字が少なくなったが、本の出版には編集者や校閲担当部門など漢字のプロが三重四重に厳重にチェックして居る筈なのにどうしてなのか訝しいと思う、そして作家もどうしてこんな字が書けないで文学者が勤まるのかな?その上最近ではワープロが勝手に熟語を検索してくれる筈だから不思議なできごとだ、編集者や校閲担当がアホだったんだろう。この本の作者は武士の情けで書かないが出版社は光文社だった、一流にしてはお粗末な出版社だね。

愛嬌

制服

誤字の続きをもう二つ、此れは実業之日本社文庫だったが、私より5歳年長の皆川博子さんが「化粧坂」で「愛嬌」を「愛矯」と二カ所も書いて居られた。普段結構難しい漢字を用いられ、常用漢字のない旧字体で教育を受けられた作家だから、この方の本を読んでいると私はしょっちゅう字が読めなくて辞書と首っ引きなのにこんな易しい字を間違えるなんて考えられないから実業之日本社の校閲ミスだと思う。パソコンでは「愛嬌」しか選択できないのに無理矢理「矯」に変えるなんて、器用な校閲も居たもんだな(笑)。愛嬌だなんて言って居られないよね。
又ホラー作家の旗頭である真梨幸子の作品の中だが徳間文庫には「学制服」なんてのまであった^^。此れも辞書にない字で無論「学生服」が正解だ、「学生の制服」がごっちゃになってできた字だろうが、何奴も此奴も最近の校閲は何をしているのだか全く巫山戯てるぞ(>_<)。

生まれて初めてハンドルを手にして老人を轢き殺し逃走した17歳少年が家裁送りになったことについて殺人罪を適用すべきだとこの先週ブログで糾弾したら、其れを見ていた訳でもないだろうが送致を受けた家裁の森岡裁判長が「非常に悪質な行為だ」とこの26日再び検察官に逆送する決定を出しこの少年は裁判員裁判で刑事罰を受けることに決定した。格上の地裁に対する反逆だからこの家裁判事は骨があったね^^。再逆送は下克上だし異例のことだそうだが異例とか常例とかの次元ではなく、面白半分に人を殺してお天道さまの下を歩かす訳には行かぬと誰もが考えたことを家裁の判事が実行したまでであり、事件が多くてサボりたくなった地裁の裁判員達が愚かであった。懲役5年も科してやれば此のバカも少しは反省するかも知れぬが、「バカは死ななきゃ治らない♪」だからムリだろうな。

三省堂国語辞典の「女」  やさしくて子どもを生み育てる人
三省堂国語辞典の「男」  人のうち力が強く主として外で働く人

 新解さんの「男」人間のうち雄としての性器官と性機能を持つ方
 新解さんの「女」人間のうち雌としての性器官と性機能を持つ方、子どもを作るための器官をもって生まれてきた人
三国の男女は戦前の考え方であり,現在では通用しないように思う。現代では無機質な新解さんが正解と言えるのではないか
因みに新潮国語辞典では無難な定義に終始している
 男 一般に男性、男子、妻の配偶者
 女 人類を二大別して子を産む能力を持つ方 一般に性的特徴を表した女性、婦人
新国はニューハーフを意識しているね。

先週の読みたくても読めない字
わざわざお越し下さり、太(はなは)だ恐縮です

今週の読みたくても読めない字
彼はそのクラスの(覇)となった