牡丹 キツネのボタン

写真はお得意先からメールで頂いた深紅の牡丹だ。うちの庭ではキツネノボタンが咲いている。此方のはボタンはボタンでも釦なんだ^^。あとひと月で今年第一回の漢字検定だ、(ぼたん)は準一級の配当漢字だからこの際ブログに書くことで憶えることにしよう^^。
80歳になっては記憶能の衰えが際だって著しく、昨日何故か「」(小学4年生の配当漢字)を書き間違えた(;;)、「」とか微妙に紛らわしいからつい間違うんだ、こんなことで合格できるのかと不安一杯だが折角11年も続けたことだし、もう少し続けてみようと思う。
「爪に爪なし、瓜に爪あり」とか昔何かで憶えたが「爪」は簡単な字なのに「脈」と異なり常用漢字でないから高校生は書けなくて良いなんて怪訝しいよな、高校生には「爪」は書き取りや仮名付け問題がでない決まりだが文科省は一体から何を基準に常用漢字を決めて居るんだろう?明らかに「脈」の方が字画が難しい字だよね。どっちも躰の部分だのにね。

保育園建設

何故か全国的に保育園の建設に周囲の住民から反対の声が上がり各地方自治体では急増する需要に応えるべく建設計画中の保育園の建設を取りやめる動きが相続いて居る。処が毎日新聞の先月の世論調査では迷惑とは思わないとの回答が86%も出されている。迷惑だと思う回答は僅か6%だ。回答者がエエカッコしたとは言わないし、保育園建設予定地周辺の住民ばかりがアンケードの対象ではなかったのではないかとも思うが少子化時代でもあり、総論では「保育園落ちた、日本死ね!」の社会事情もあって保育園が疎まれる謂われがない、察するに保育園の騒音を嫌悪する人達は保育園の周辺を生活圏とする人達でも保育園の園児を嫌っているのではなく、きっと子ども達を車や自転車で送迎する母親達の危なっかしい運転や降りてから保育園周囲で傍若無人に道路を独り占めして、通行中の人達を惑わせ、昨夜のドラマの進展に嬌声をあげるママ友たちの騒音が近辺の住民に嫌われて居るのではなかろうか。送迎は親子が手を繋ぎ、ママ友とは会釈くらいに規制をすれば周囲は誰も保育園建設に反対しないと思うよ。

不法採掘

茶畑に接する山林の土砂を採掘業者が90度と断崖絶壁に不法採掘した事件に対して奈良県が住民の訴えにも耳を貸さず2年間も放置して居たと先週新聞が報じ業者の社長が逮捕された。大騒ぎになっても奈良県の砂防課はこの件に関してコメントできないとか事実関係が把握できないとかゴタクを並べているが、採掘が始まった2010年以後県は一回も現地へ行かず放置していた。つまり採掘許可を出したことすら忘れて居たんだ(>_<)。国民の財産を護るのが役所の仕事ではないの?被災者に何もしない熊本県の役人といい、此の奈良県の役人といい困ったもんやね(;;)。 新明解国語辞典の「公僕」欄(ブログ2/21掲載)をお読み頂ければ彼等が如何に自分達の職務に対して自覚がないか分かるよね、まるで税金泥棒だ。仕事を何もしないで良いから公務員志望者がメチャ多いんだろう(>_<)。

先月の日経新聞「私の履歴書」は三菱地所元社長福沢武氏だった。三菱地所は誰もが知る三菱グループの不動産部門を統括する大会社で全国有数の大手デペロッパーだ。
福沢さんは幼い頃から肺結核で躰が弱くしょっちゅう入院していたので学校が小学校しか出て居ないと書かれて居る。誰もが不思議に思うことだが天下の三菱に小学卒が入社できたことだ。彼は闘病13年を経て23歳になって漸く結核が完治したので大学入学検定試験を受けてそこから24歳で慶応大学を受験し目出度く合格し卒業、そして入社試験の結果29歳で三菱地所へ入ったのだった。
大学時代私の囲碁部の同輩S君は大学時代「優」を40も稼いだ秀才で、当時未曾有の鍋底景気であるのに念願の神戸銀行や東海銀行に優秀な成績で合格したが、健康診断の結果中学時代ちょっとした肺浸潤の既往症の跡を指摘されそれが理由で入社できなかった。それを思えば福沢さんが良く此の会社に入れたものだと思ったが矢張り伏線があったのだ。
彼は姓で分かるように福沢諭吉の直径曾孫だった。諭吉と言えば慶応の創始者だ、慶応の先生方も24歳にもなって大検から受験してきた彼を合格させたくなかったと思うが塾舎にとっては諭吉の名前はメチャ重たかったに違いない。三菱地所だって偏に諭吉の曾孫であることが採用の決め手であったろう。でなければ他の入社員より6歳も歳のひねた結核の経験者を採用する道理がないからだ。
然し採用されたからと言って出世できるかどうかは本人次第であり、会社は対外的に諭吉の名前でも利用できれば営業が円滑にこなせると思ったのだろうが福沢さんはその後病気も発病せずに立派に営業職を熟(こな)し遂には62歳で社長の座を射止めた以後7年間勤め上げて代表取締役会長に就任し2007年に取締役相談役、現在は83歳で名誉顧問だ。
結核と大検と此の二つの難関を突破して一流会社のトップになれたことの原因は本人の力と曾祖父の威光とどちらが勝っていたのだろうか?考えてみれば閥だけで社長になれる道理も無く彼が聡明で人を引きつける魅力と優れた総合判断力の持ち主であったに違いないが、その辺りを見極めた当時の三菱地所の試験官は偉かったな。

三省堂国語辞典の「しもたや
商売をしまった家の意、商売をしないで暮らしている(格子のある)家
新解さんの「しもたや
商売をしまった家の意、商店街に点在する普通の住宅
「しもたや」とは懐かしい言葉だ、早々微妙に違うが、「しもたや」はある地域での商売屋に対するの対義語でもあり、新解さんが正しいと思う。住宅街に「しもたや」があるとは言わないよね、

先週の読みたくても読めない字
社長になりたいだなんて痴(おこ)がましいよな

今週の読みたくても読めない字
警察の手が(逮)ぶ