常磐万作

やっと大型連休が終わって垂水の街にも何時もの人影が戻ってきた。人影と共にあっという間に街は初夏の佇まいとなって其処ら中が何処を歩いても花、花、花で、その中での散策は目の保養でありとても楽しい^^。一筋東向こう通りの角のおうちの庭に咲いている写真のピンクの花が燃えるように咲き誇っているから道を通る人は誰も目を奪われて居る。「つくしんぼ」の写真を送って頂いた芦屋のNさんに画像を見て貰ったら「トキワマンサク」だと教えて頂いた^^。名前さえ分かればネット検索で容易に確認できる^^。うちにも植えたいので早速通販で一本注文し庭に植えた。花を見るのに数年を要するだろうが私の目の黒いうちに花が見られるだろうか?

三菱自動車の燃費偽装問題が世間に大きな波紋と衝撃を起こして居る。
三菱関係者には昔から必ず三菱自動車に乗らねばならない不文律があり、しかも現役正職員から定年OBまで価格は10%OFFのバーゲン価格だったのだ、うちのお得意先でも三菱の下請け社長は全てデボネアに乗っていたが、その理由は車の値段は負けて貰えなくても三菱重工の工場正門へ入るには三菱の車に限られる決まりがあり他社の車は裏門から入らねばならぬことだった(;;)。
可笑しかったことはお得意先のF社長が三菱と取引もないのにデボネアに乗っているので理由を聞いたら愉快であり、彼は糖尿から目の病でずっと神戸三菱病院に通院していたが、三菱車だと三菱病院の前にある三菱造船所正門脇に駐車していても門番に怒られず他社の車は総て警察に通報されたそうだ^^。

車だけでなく三菱グループは建設機械でも結束が固く、お得意先のOさんが一所懸命頑張って三菱の仕事の受注に成功されたとき契約書を読んでガックリされたことを思い出す。その中には工事使用の什器類は全て三菱製を使用することと明記されていた。然しOさんの会社にある什器はすべてコマツの建設機械であってキャタピラー三菱と名付けて売られてるアメリカ製の粗悪品など一台も無かったのだ。三菱の連帯意識を察知しなかったばかりに多額の交際費を費消し、あたら契約書を破棄する無念さはOさんの心中を察しその遣る瀬無さを30年を経た今も思い出す。

それ程までに大量のユーザー層を固定し、他に目移りさせぬ天下の三菱が燃費偽装だなんてどう見ても欲のかきすぎだと思う(>_<)。三菱自動車工業社長の父君である三菱重工の相川天皇は一丸となって自動車工業社員の雇用を守れと檄を飛ばしその愛社精神には涙が零れるが、彼は1350社ある下請け(孫請けは無数で数えきれない)については全く言及しなかった。 然し世論が動きメディアが騒ぎだし三菱自工も仕事がなくなる下請けの部品メーカーに補償を行うことになったと最近になって報じたが零細企業である三次下請けは全く蚊帳の外だ。自工は偽装が発覚した軽自動車4車種の生産を停止しており、これらに部品を供給するメーカーに対し、生産停止に伴う損失の一部を補償するが、部品の一部を加工する三次下請けは部品メーカー任せだから先ず補償はムリだと思われる。何時も貧乏くじを引かされるのは孫請け曽孫請けの宿命だが、ゴーンさんが来たときの日産の下請け達の驚愕を彷彿させるよね。

相川天皇の檄にも関わらず、三菱自動車は岡山県水島製作所では軽自動車の生産を担当していた従業員約1300人について、自宅待避させ5月分の賃金をカットする方針に伝えたが此れも怪訝(おか)しく、仕事を出す義務があるのは企業であり働く意思のある従業員は出勤させるべきだろう。仕事がなくても会社都合なら給与はカットせずに支払うべきが社会の常識と謂うものだ。仕事がなくても会社にはすべきことが幾らでもある筈だ。
曽て川崎重工業神戸造船所ではオイルショックでの造船不況の折、仕事がなくても全工員を出勤させ給与を支払った。仕事は普段稼働していた機械の徹底的な点検と工場内のあらゆる箇所の掃除が主でそれをし尽くすと毎日が工場グラウンドの草むしりだった。仕舞いには雑草も夜中に芽を出しホッとしていても朝8時には無情にも抜かれてしまい芽すら出さなくなったから工員達は何時も草が生える雨乞いをして居たのはかれこれ幾十年前だったろうか。下請け救済も必要だろうが自社の社員のほうが遙かに大切であることに気づかない三菱自動車の矛盾撞着には呆れるほかないね。

先週アメリカ共和党大統領候補にほぼ確定したトランプ氏が調子に乗って同盟国の米軍駐留経費を全て駐留国に負担させると吼えた。
我が国は金丸信が防衛庁にいた折、日米協定の枠を超えた「思い遣り予算」と名付けてアメリカに阿り、以来莫大なお金を米軍に支払っているがその額は40年間に30兆円にも達している。この中には駐留軍人の娯楽費まで入っているのだから遣り切れない。娯楽費を使って沖縄の街で酒を飲み基地への帰路で婦女暴行までするのだから始末が悪い。トランプはこれらの事実を知らないから駐留軍経費の負担にのみ言及している。トランプさん先ず日本に30兆円を返し、更に婦女暴行の駐留軍人を法律通り刑に服させてから言ってね!

三省堂国語辞典の舟、船(ふね)
-を漕ぐ
新解さんの舟(ふね)
用例、舟を漕ぐ
(意味)からだを前後に動かしながらいねむりをする
新解さんは舟と船を区別して掲げ、「舟を漕ぐ」を用例に用いているから三国は小中学生には教育上「いねむり」の意は少し早いと考えて居たようだ。

先週の読みたくても読めない字

愛(まな)娘が嫁ぐ

今週の読みたくても読めない字
社長になりたいなんて(痴)がましいよな