松尾くん

中学時代

先週木曜日歌敷山中学H組同級生のさんちゃん(松尾博君)が歌中2回生(昭和26年卒業)傘寿祝賀会の帰路、暑い中をわざわざ立ち寄ってくれた。私は人見知りが激しく人の集(つど)いが大の苦手だから出席しなかったが、さんちゃんはわざわざ私と二人で傘寿会をしようと塩味饅頭まで持参して会場の舞子ビラから事務所まで4kmを徒歩で来て呉れたんだ^^。健康の秘訣だそうだが恐るべき健脚だ、山陽電鉄の全線パスを持っているのに垂水に来るときは何時も舞子公園駅で下車して5kmを徒歩だそうだから魂消るな、早朝3000歩の散歩で満足している私なんかとても恥ずかしい(;;)。自宅は高砂より遠い大塩だから帰路と正反対なのにわざわざ来てくれたことがとても嬉しかった^^。持つべきは友だね^^、歌中2回生700人中49名が出席されたそうだ、出席者名簿を見て又懐かしかったな、私の脳裏に刻まれている65年前歌中の仲間達も半数以上は冥府行きなんだろう、その夜更け歌中の卒業アルバムを取りだして眺めたが万感逼る思いだった。さんちゃん元気で又来てね。
下の写真は中学2年生のとき写真屋さんで撮った仲良し3人組の写真です。左から松尾君、私、黒江君です。黒江君は10数年前物故されたと人伝(ひとづて)に聞きました。
諸行無常是生滅法生滅滅已寂滅爲樂、合掌

通販で中古本を買うと署名入りばかりでなく時折変わった本に出会う、先日など背表紙に堂々と図書館のナンバーが記された本に巡り会った、此って泥棒なんと違うの?裏表紙を開けると図書館名と処分済みの判が押してあり盗品ではなかった。そうか図書館も新しい本を入れるために古い本を処分せねばならないんだ、其処で古書店に行くんだと納得した。
巷間若者だけでなく日本人全体が本を読まなくなってきた、街中の本屋さんが少し宛姿を消して行く、情報だけでなく小説までKINDLE版などネットで読める昨今だから時代の流れだろう。新本が売れなければ当然古本だって需要者が激減して当然だ。
連休に郊外古書店の古本市場(古市)へ行ったら閑散としてコミックコーナーに子どもが数人居るだけで、本のコーナーには人っ子一人居なかった(;;)、文庫本の値段を見ると2か月前行ったとき250円だったのが100円になっている、5冊程買ったが税込みで540円だった^^。帰宅してからシンナーで値札を剥がしていたら、100円の下に250円や315円の値札があり400円のまであったからビックリだ(;;)、売れないから叩き売りしてるんだろう!2回3回と値下げされた形跡は痛ましい、お陰で値札剥がしに時間が掛かって困った。
そして先々週日曜日教会の御ミサに愚妻を送って行った際、時間があったので再度「古市」を覗いたら、GWの後だし閑古鳥で店員の方が多かった、早速文庫本コーナーへ行ったら全品2割引と大きなポップが出ていて殆どの文庫本が93円に統一して値下げされていた、「ラッキー^^」と6冊手にしてレジに行ったら480円になり、オマケに5月中に限り3割引や5割引になる券まで貰えたから今月もう一回行こう。

先日の紙面で天下の日本生命が戦後70年初めて第一生命に売上高業界一位の座を渡したと書かれてあった、下剋上だね^^。第一生命の今期保険料収入は5兆4300億円だそうだ。銀行窓口の販売が好調だったからだそうだが、銀行もゼロ金利時代で運用できないため預金のお客さんは放ったらかして投資信託や生保の客に色目を使ったのが功を奏したんだろう、脱税で有名になった「ほけんの窓口」なんて会社も脱税するくらいだから結構儲かるようで先週の女子プロゴルフ「ホケンの窓口レディース」の賞金総額は1億2千万円とメチャ高額だった。此の会社はソニー生命トップセールスマンの起業だが、起業した本人が脱税で起訴され更に会社も一昨年脱税で国税局に2億円も税金を毟られたから余程儲かるんだろう。「ほけんの窓口」にはニッセイからアフラックに明治安田生命と大手24社が加入しているが第一生命だけ未加入で銀行窓口に拘って居るのは興味深いね。
それにしても全国に多数の店舗を構え営業嬢を座らせるだけで儲かる商売なんて、此まで我々が抱いていた保険へのイメージが随分変わってきたようだ。日本人は何故か保険好きだ。CMでは若年層には医療保険を、熟年層には超低金利の銀行に対抗して一時払い貯蓄保険に変わってきて居る。昔の実績で今のところ辛うじてトップの地位を維持しているかんぽ生命も主流だった月掛け満期保険がゼロ金利時代の到来で好まれず何れその地位を奪われるのではなかろうか。
今の若い人は50年位前女優の中北千枝子が田舎道をママチャリで走って居た「ニッセイの小母ちゃん」CMを知らないだろうな、あのCMは小母ちゃんの笑顔が爽やかでとても良かった、今でも懐かしいね^^。保険と謂えば「ニッセイの小母ちゃん」だったのが、何時とはなく保険各社も個人情報秘匿やらの世情の移り替わりから戸口から入ってくる小母ちゃんの訪問外交が終焉した。今や全ての用件がピンポン応対で終了し、戸口から入って来れるのは宅配便だけになったもんな(;;)。
先週私に今や保険の大手となった外資のアフラックからお知らせが来た。何でも契約更新のお知らせだったが、何気に中を見ると40年前に加入して毎年12万円位払って居るガン保険が私の年では死んでも30万円しか貰えなくなって居るようだった。昔はガンで死んだら100万円とか入院したら25万円とか言われていたが歳を取ると保険金が減少するだなんて加入時には全く言われなかった(;;)。此まで40年間に支払った480万円は貯金していたら物凄い大金になって居たろうから保険はまるで詐欺だね(;;)。歎くべきか、それともガンに罹からなかったことを喜ぶべきか複雑な心境だ。

保険と謂えば銀行だが三菱UFJ銀行が今期の決算で1兆円を超える利益を出した、因みに三井住友銀行は9500億円だ!1兆円の利益はトヨタに次いで我が国第2位になる訳だが、自動車と銀行では利益の性質がまるで違うよね、銀行が預金者に利益を還元せずにひたすら儲けを取り込んでいるのはどう考えても怪訝しくまさしく詐欺集団だ、1億円以上の給与を取る役員が4人も居るそうな(>_<)。振込手数料ばかり高くて、預金利息は最近ずっと私の視力検査と変わらぬ位小さい数字なのは全く怪訝しいと思う。嘗ては多額の公的資金を導入し銀行に大きな「貸し」がある筈の財務省は此の異常現象に文句の一つも言わないのは信組など弱小金融機関を護るため預金利率を変えないとの大義名分だろうが、背後には政治献金などダーティーな裏取引きがあるのだろうね? バカを見ているのは預金者である国民ばかりだ。どうして誰も怒らんのか!

都構想橋下さんも区の配分に配慮が欠け、更には市民に充分考えさせる時間を与えなかったせいで僅差の敗北となり任期終了での引退宣言となったが、負けても主役は橋下さんだったね。
♬肩を抱いては口癖に、どうせ命はないものよ、死んだら骨を頼むぞと、言い交わしたる二人仲♪此の歌は日露戦争当時の軍歌「戦友」全14節の11節だ、住民投票に敗れた橋下さんは引退しても元々タレント上がりだから食うに困らないが、「維新」は元々橋下さんが作ったものだし、橋下市長の改革姿勢に共感して異種業界から飛び込んだ市議会議員29人の同志はどうすれば良いのか!全員力が抜けて頭真っ白だそうだ。橋下さん、同志を見捨てて逃げてそれでいいの?

先週の書けないけど読みたい漢字
雨が歇(や)む

今週の書けないけど読みたい漢字
赤児が(憤)っている

タイトルの「有朋自遠方来 不亦楽」は論語の一節です。(友あり遠方より来たる、また楽しからずや)と読みます。